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マイクロカプセル及び高分子ミセルを用いたキラル高分子ナノ凝集体の創製、構造と機能

研究課題

研究課題/領域番号 16750109
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能物質化学
研究機関大阪大学 (2005-2006)
群馬大学 (2004)

研究代表者

寺尾 憲  大阪大学, 理学研究科, 助手 (60334132)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード高分子ミセル / マイクロカプセル / キラル / 凝集体 / 円二色性 / 微小反応場 / ポリシラン / ポリイソシアナート
研究概要

前年度までの研究で得た、マイクロカプセル中を用いてそのサイズを制御した光学活性ポリシラン会合体の円二色性強度が非常に高くなる現象などの研究結果を論文にまとめLangmuir誌に掲載された。これをもって本研究の目的は一定の範囲で達成されたと考えられる。さらに本年度は、このような現象が他の高分子凝集体について見られるかどうかを調べる為にこれまであまり研究がなされていない比較的ゆるいらせん構造をもつ多糖の誘導体を多種合成し、その溶液性状に関する研究を行った。この内、アミローストリス(フェニルカルバメート)はある溶媒中で非常に安定した凝集体を形成することを見出された。また、各種のアミロースカルバメート誘導体、メタクリル酸誘導体には温度変化に従って急激に白濁する溶媒を多く見出した。しかしながらそれらの会合体の円二色性は分子分散している場合に比べてそれほど大きいわけで時なく、マイクロカプセルを使用してそのキャラクタリゼーションを行う価値のあるものを見出すことはできなかった。一方で、溶液中における分子のコンホメーションの測定から、これらの高分子が溶媒分子のわずかな分子構造を認識してそのコンホメーションを大きく変化させることがわかってきた。さらに、さまざまな溶媒中における詳細なコンホメーションの解析からこの認識能は主に高分子と溶媒分子の水素結合サイト同士の相互作用が重要であることも見出された。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Circular Dichroism of Optically Active Poly(dialkylsilane) Aggregates in Microcapsules2006

    • 著者名/発表者名
      Ken Terao 他5名1番目
    • 雑誌名

      Langmuir 22・19

      ページ: 7975-7975

    • NAID

      120007089694

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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