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2ウェイアクチュエータによる高速・精密位置決め装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16760176
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関名古屋大学

研究代表者

穂高 一条  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 講師 (00293663)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード位置決め / マルチタイムスケーリング / フィードバック制御 / サーボモータ
研究概要

研究代表者を含むグループは従来から,非常に広い帯域をもつような制御仕様に対して,2ウェイアクチュエータ(オーディオの2ウェイスピーカに模したもの)を用いた制御を行うことを提案している.この2ウェイアクチュエータは,位置決め装置における粗動・微動アクチュエータにまさに合致するものである.しかし,従来のアクチュエータの駆動方法は,シーケンシャルな手続きによるものであり,アクチュエータをいわば1ウェイとしか使用していない.一方,申請者らの提案する2ウェイアクチュエータでは,2つのアクチュエータが並行して駆動することを考えており,位置決め装置における粗動・微動アクチュエータに対してこの方式を適用すれば,高精度化のみならず高速化も可能であると期待できる.
本年度は,位置決め装置を構成する各パーツに関する前年度に得られた特性をもとに,コンピュータシミュレーションを行った.とくに,精密な位置決めを行う場合でも,PWM制御を前提とした制御則が有効であることを示した.また,位置の計測については,ロータリエンコーダとボールねじの組み合わせによる方法を採用し,本手法に用いるための工夫を,ソフトウェア面で検討した.PWM制御を前提としたフィードバック制御系は,理論的解析が従来あまりなかったが,本研究ではいくつかの具体例についてPWM制御系を解析し,注意すべき点を指摘した.また,同一の位置センサを2つ併用し,単一のセンサよりも高精度かつPWM制御に適した複合センサを提案した.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 飛行機縦運の自動操縦系設計における減衰比と固有振動数の指定について-特異摂動法に基づくアプローチ-2005

    • 著者名/発表者名
      軸屋一郎, 穂高一条
    • 雑誌名

      日本航空宇宙学会論文集 53巻・615号

      ページ: 147-153

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 連続時間・線形周期係数システムの高周波化フィードバック制御2004

    • 著者名/発表者名
      穂高一条, 軸屋一郎
    • 雑誌名

      計測自動制御学会論文集 40巻10号

      ページ: 1054-1059

    • NAID

      10013747587

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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