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摩擦オブザーバを用いた空気圧サーボ系の制御

研究課題

研究課題/領域番号 16760180
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関広島市立大学

研究代表者

小嵜 貴弘  広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (20285422)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード空気圧工学 / 空気圧サーボ系 / 摩擦オブザーバ
研究概要

空気圧サーボ系は、万一衝撃が加わった場合でも空気の圧縮性により緩和・吸収できる能力を備えていることから、安全性が要求される医療・福祉用機器などに応用されている。しかし、その特性のため、摺動部に生じる摩擦の影響を受けやすく、一般に高精度な制御を実現するためには何らかの対策を必要とする。近年・製造形態の多様な変化により、空気圧サーボ系の一層の機能の高度化に対する期待が高まっている。しかし、機能や精度の向上を追求すれば、それに伴ってセンサ数が増してコストが上昇し、低コストが特徴である空気圧の優位性が薄れることになる。一方、空気圧サーボ系の高性能化において障害となる摩擦は、潤滑剤の状態や温度などによって多様に変化し、的確に補償することは容易ではない。そこで、本研究では、位置決めのための空気圧サーボ系にオンラインで摩擦を推定するための非線形オブザーバを導入し、摩擦の影響を低減化することにより制御性能の向上を図った。本年度は、圧力制御系を内部ループとする位置制御系を設計し、これに昨年度設計を行った摩擦オブザーバを付加することにより制御系を構成した。この位置制御系の性能を実験により検証した結果、定常偏差±0.1mm程度の空気圧サーボ系としては満足できる精度が実現できた。また、加速度センサ、速度センサを使わず低コストで制御系を構成した場合でも、摩擦オブザーバと速度オブザーバの併用により制御性能を維持できることを確認した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A Compliance Controller for a Pneumatic Actuator With Observer-Based Friction Compensation2006

    • 著者名/発表者名
      Takahiro Kosaki
    • 雑誌名

      Proceedings of CESA'2006 World Congress (発表予定)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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