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スマートストラクチャの損傷診断適応型ハイブリッド制御

研究課題

研究課題/領域番号 16760188
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

高木 清志  独立行政法人産業技術総合研究所, 先進製造プロセス研究部門, 研究員 (10357345)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードスマート構造 / 振動制御 / 損傷推定 / ロバスト制御 / ゲインスケジュールド制御 / モデリング
研究概要

振動情報を用いた損傷診断は,振動制御がなされている状態では,推定が難しい.本研究では,片持ちはりを対象として,振動制御がなされた状態で,クラックの位置と深さを推定する一手法を示し,さらには,クラックによる固有振動数の変化やモード形状の変化に即座に対応する制御を行った
まず,クラックとその開閉を考慮した片持ちはりの有限要素モデルと,低次元化モデルからLFT(線形分数変換)表現を求め,ゲインスケジュールド制御系を設計した.さらにクラックが閉じている状態では,クラックが生じていないものと考え,それを考慮しない固定制御系を設計した.そして,有限要素モデルから,クラックの位置,深さと固有振動数の関係を求め,クラック推定実験を行った.実験装置は,はりにき裂を加工し,はりの根元に圧電素子とひずみゲージセンサを配置した.放電加工によりクラック位置,深さが異なるはりを数種類用意した.そして,はりを加振した応答から固有周波数を求め,クラックの位置,深さを推定した結果,位置がはり根元に近い場合は特に精度の高い推定が行うことが出来ることを示した.
そして,推定されたクラックのパラメータを用いてゲインスケジュールド制御系のスケジューリングを行った.さらに,クラックの開閉状態によってゲインスケジュールド制御系と固定制御系を切り替える制御系のシミュレーションを行った.制御系の有効性を検証するための第一段階として,まずクラックの開閉状態を正確に把握して制御系を切り替えるために,高速度カメラによる画像処理システムの構築を行った.また,音響によるクラック状態の判別を試みた.

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] スマート構造物のクラック推定を伴う振動制御(ゲインスケジュールド制御系による実験的検証)2006

    • 著者名/発表者名
      高木清志, 西郷宗玄
    • 雑誌名

      計測自動制御学会産業論文集 5巻1号

      ページ: 1-8

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] スマート構造物のクラック推定を伴うゲインスケジュールド制御

    • 著者名/発表者名
      高木清志, 西郷宗玄, 西村秀和
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集C編 掲載予定

    • NAID

      110006264702

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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