研究課題/領域番号 |
16760304
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
松永 真由美 愛媛大学, 理工学研究科, 助手 (30325360)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | サブミリ波 / アンテナ / 電磁界理論解析 / イメージング / センシング / 高効率アンテナ / テラヘルツ波 / コルゲートホーン / 電波望遠鏡 / 高利得アンテナ / 高性能アンテナ |
研究概要 |
サブミリ波コルゲートホーンアンテナのリターンロスが交差偏波特性を劣化させずに向上する設計手法の提案と、本設計法の有効性を理論的アプローチと実験的アプローチの両側面から検証を行った。更に、これまで困難であったサブミリ波を用いたリターンロス特性の測定法についても検討した。 1.提案している設計手法を用いることで、サブミリ波コルゲートホーンアンテナのリターンロス特性が交差偏波特性を劣化させることなく飛躍的に改善する。つまり、アンテナの使用帯域幅すべてにおいて交差偏波レベルを主偏波に対して-45dB以下に保ったまま、リターンロスを-30dB以下にすることができる。更に、本設計手法の採用が何故このような改善をもたらすのかについて理論的に検証することで、様々な周波数帯域での使用を想定したアンテナへの応用が可能な一般的な設計法へと発展させることができた。これらの事は、数値計算シミュレーション及び実験により実証している。本研究成果は、国際会議において発表した上で、学術論文誌へ投稿し掲載予定である。 2.研究代表者が提案しているサブミリ波を用いたアンテナ性能測定システムによって、アンテナのアンテナビームパターン測定のみならず、交差偏波特性の測定に成功した。これにより、交差偏波特性の測定が非常に難しい原因を追及し、有効な測定法と、交差偏波特性の改善に有効な設計法についても検討することができた。更に、リターンロス特性の測定方法について光学系を用いた測定方法と、導波管方向性結合器を用いた方法について数値計算シミュレーションによる検討と、実験的な検討とを試みた。これらの研究成果については、国際会議および学術論文誌への投稿を予定している。
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