研究課題/領域番号 |
16760316
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 新居浜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
香川 福有 新居浜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助手 (00259954)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 移動体通信 / ITS / アレーアンテナ / 車載レーダ / アクティブアンテナ / 円偏波アンテナ / フェーズドアレー |
研究概要 |
平成18年度の研究計画の一つ目である能動アレーアンテナに空間結合の低減のためにFET増幅器を用いる方法に付け加え位相制御が容易となるように発振器間の結合回路の設計を行う研究は1結合回路に用いている特性インピーダンス50Ωのパラレルライン結合器の結合度をアンテナを通した空間結合の結合より、さらに強くするために、ブランチライン型結合器に変える方法と、特性インピーダンスを100Ω程度に上げて、結合度を高く取る方法で研究を進めたが、発表できるデータを得られるまでには至らなかった。また、二つ目の広帯域で高速に動作するブロードバンドスイッチの構成法を見いだす研究も、理論解析との比較において十分な結果が得られず、成果発表までには至らなかった。 研究目的の三番目のITSへの応用のための車載アンテナの設計に関しては、地面、ガードレールなどの側壁での送信電磁波の反射による影響を考慮した場合の、他車の位置における電力を最大にする車載アンテナの設計方法を解析的に見いだした。すなわち、この研究においては、車両後部に設置したアンテナに関して、後側方車両監視用車載アンテナの最適設計法、つまり、後側方車両の位置での利得、電力が最大となる水平面内ビーム幅の式を解析的に導出した。これにより、最適ビーム幅を求めれば、最適なアンテナ開口径が容易に求まり、最適なアンテナ設計が可能となり、衝突防止レーダのみにとどまらず、車車間通信においても高利得、高電力での通信を行うことが出来る。
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