研究課題/領域番号 |
16760450
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田川 浩 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (70283629)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 溝形鋼 / エンドプレート形式 / 柱梁接合部 / 載荷実験 / 剛性評価 / 耐力評価式 / 高力ボルト / 半剛接合 / 有限要素解析 / 圧縮載荷実験 / ウェブの局部降伏 / パネルゾーン / 補強リブ |
研究概要 |
溝形鋼で補強されたH形鋼柱-H形鋼梁高力ボルト接合部の実用化を目的として、H形鋼柱弱軸側の梁と溝形鋼ウェブとの接合構造について研究を行った。研究成果を項目別に以下にまとめる。 1.前年度に行ったシアープレート接合部の曲げ特性およびシアープレートのリブ補強に関する実験結果を分析し、ピン接合の基本性能を確保するために必要な溝形鋼の高さ方向サイズを与える式を構築した。 2.梁フランジと溝形鋼ウェブを山形鋼で接合した半剛接合形式を検討した。接合形式として、山形鋼のみ、山形鋼+シアープレート、山形鋼+リブ、の3形式を対象とした。 3.半剛接合を構成する各接合要素のバネ剛性評価式を導出した。さらに、それらを組み合わせることで、接合部全体の回転剛性評価式を導出した。 4.半剛接合の剛性評価式の精度を確認するため、6個の試験体を製作して載荷実験を行った。実験結果を分析し、評価精度の確認と接合部特性の分析を行った。 5.ピン接合に対して、半剛接合とすることの効果を確認するため、実際的な構造物に適用した場合の試設計を行った。梁中央部のたわみを比較したところ、ピン接合と剛接合の中程度よりも剛接剛に近い変形量に抑えられることを確認した。 6.強軸方向に関するこれまでの研究実績と弱軸方向に関する今年度の研究成果により、溝形鋼補強された柱梁接合部の構造設計に必要な基礎資料が整った。
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