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非連続体モデルを用いた繊維補強コンクリートの破壊解析

研究課題

研究課題/領域番号 16760463
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関豊田工業高等専門学校

研究代表者

平岩 陸  豊田工業高等専門学校, 建築学科, 助手 (70321445)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード破壊解析 / 繊維補強コンクリート / 粘弾塑性サスペンション要素法 / 非連続体モデル / 動的繊維要素 / 曲げ試験 / 非連続性モデル / 直接引張試験
研究概要

3年目の今年は、粘弾塑性サスペンション要素法の繊維構成則に下降域を加えるという解析手法の変更を行うとともに、繊維補強コンクリートの曲げ変形挙動に関して実験的な検討を行った。
まず、繊維構成則の下降域については、実際の繊維とコンクリートの付着を考えると、必ず下降域が生じるものであるため、実験と解析の比較を行うためには、解析への導入が必須といえるものであった。これについては、前年度も試みたがうまくいっていなかった。これをさらに検討したところプログラムミスということが分かり、解析に導入することができたため、この内容を論文にまとめた。
その後、下降域を導入した解析結果と、実験結果を比較・検討するため、様々な繊維およびコンクリート強度による繊維補強コンクリートの曲げ実験を行った。実験結果は、繊維によって多少の相違はあるものの、プレーンコンクリートの最大曲げ荷重と比較して、繊維補強コンクリートの最大荷重はほとんど上昇しないものの、荷重の下降域の延性化が著しいという結果であった。これは、繊維の種類および付着性状それほど大きな影響を受けないこともわかった。一方の解析は、繊維の考慮により最大荷重が大きくなり、延性化は生じるもののその影響は変形の増大により大きく減少するという結果であり、実験結果との差が大きかった。また、繊維の構成則の影響も大きく、これについても、実験結果との差が生じた部分である。
現在は、これらの実験結果と解析結果の相違に関してその原因に関する考察を行い、解析手法および構成則の見直しを行っているところである。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 繊維補強コンクリートの曲げ破壊挙動に関する解析的研究2006

    • 著者名/発表者名
      平岩 陸, 谷川恭雄, 朴相俊
    • 雑誌名

      日本建築学会構造系論文集 No. 602

      ページ: 29-34

    • NAID

      110004720612

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 繊維の下降域を考慮した繊維補強コンクリートの曲げ破壊解析2006

    • 著者名/発表者名
      平岩 陸, 谷川恭雄
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(関東) A-1

      ページ: 295-296

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 繊維補強コンクリートの曲げ破壊挙動に関する解析的研究2006

    • 著者名/発表者名
      平岩 陸, 谷川恭雄, 朴相俊
    • 雑誌名

      日本建築学会構造系論文集 No.602

      ページ: 29-34

    • NAID

      110004720612

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 動的繊維要素を導入した粘弾塑性サスペンション要素法による繊維補強コンクリートの曲げ破壊解析2006

    • 著者名/発表者名
      平岩 陸, 谷川恭雄
    • 雑誌名

      日本建築学会東海支部研究報告集 No.44

      ページ: 29-32

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 引張応力を受ける繊維補強コンクリートの変形挙動に関する研究2004

    • 著者名/発表者名
      平岩陸, 谷川恭雄, 森博嗣, 朴相俊, 杉浦充
    • 雑誌名

      日本建築学会構造素論文集 No.578

      ページ: 7-11

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 繊維混入率が繊維補強コンクリートの変形挙動に与える影響に関する解析的研究2004

    • 著者名/発表者名
      平岩陸, 谷川恭雄, 森博嗣, 朴相俊
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道) A-1

      ページ: 1081-1082

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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