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MASを用いた札幌市における環境配慮施策の小規模事務所ビルへの効果解析

研究課題

研究課題/領域番号 16760469
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関釧路工業高等専門学校

研究代表者

森 太郎  釧路工業高等専門学校, 建築学科, 助教授 (70312387)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードマルチエージェント / 省エネルギー / 環境税 / 改修
研究概要

本研究は,札幌市の小規模のオフィスビルを対象として,様々な省エネルギー施策のMASを用いた,効果解析を目的としている.平成17年にはマルチエージェントシミュレーション用の各エージェントを作成した.以下に作成した各エージェントの概要を示す.
1.ワールドエージェント:ビルエージェントの立地や時間の流れを決定するエージェント,作成にあたって,札幌市大通地区のテナント賃料を調査し,土地価格(テナント賃料に占める土地価格分)を決定した.また,都市の形態は1区画を20m四方の正方形とし,そこに建つビルエージェントの階数は3〜10階を乱数によって決定する構成とした.時間は1STEPを1日とし,札幌版の標準気象データを用いて外気温を決定した.
2.ビルエージェント:オフィスビルのエージェント,テナントからの家賃収入で生存,資産が限度額以下になると市場から退場させられる.
階数分のテナント床(400m^2/床)を保有しており,価値が他のビルエージェントよりも優れていればテナントエージェントが入居する.ビルの価値を決定する内部エージェントとして,ストラクチャーエージェント(ビルの物理的寿命を決めるもの,今回はそのなかでも劣化の速いものとして外壁の断熱性能を考慮した)とエクイップメントエージェント(ビルの社会的寿命を決めるもの,今回は空調機器を考慮した)を保有し,それぞれの劣化を劣化率(原,尾島らの方法)により計算した.劣化率の結果は,それぞれ,断熱性能の劣化,機器COPの低下として現れ,ビルエージェントを維持するためのエネルギーが増大する構成とした.
3.テナントエージェント:実際にエネルギーを消費するエージェント.このエージェントの消費するエネルギーを最小とするような社会システムを考えることが今後の課題である.ビルエージェントの空き床を序列化し,最も上位の空き床に入居する.入居中は,ワールドエージェントから与えられる収入の中から,賃料をビルエージェントに払い続け,年数が経過した場合や資産が限度以下になった場合,住み替えを行う構成とした.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] MASを用いた環境配慮施策の小規模事務所ビルへの効果解析2006

    • 著者名/発表者名
      森 太郎
    • 雑誌名

      日本建築学会北海道支部研究報告集 No.79(未定)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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