研究課題/領域番号 |
16760552
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
複合材料・物性
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
仲井 朝美 京都工芸繊維大学, 伝統みらい研究センター, 助教授 (10324724)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 複合材料 / 組物技術 / 長繊維強化複合材料 / 熱可塑性樹脂 / 天然繊維 |
研究概要 |
長繊維強化熱可塑性複合材料は様々な利点を有するが、樹脂の溶融粘度が非常に高いため、樹脂の繊維束への含浸が困難である。このような現状から、組物技術を利用した高含浸性材料であるMicro-Braided Yarnを開発してきた。Micro-Braided Yarn技術を用いた長繊維強化熱可塑性複合材料の作製のため、昨年度の結果を基礎として、本年度は下記のことを実施した。 (1)Micro-Braided Yarn技術のテキスタイル複合材料への適用 Micro-Braided Yarnをたて編物技術に応用し、多軸挿入編物を作製、圧縮成形を行なうことにより、多軸挿入編物強化熱可塑性樹脂複合材料の成形を行った。さらに、Micro-Braided Yarnを組物技術に応用し、組物円筒を作製、内圧成形を行なうことにより、組物強化熱可塑性樹脂複合材料の成形をなった。 (2)新規熱可塑性複合材料成形方法の開発 上記(1)テキスタイル複合材料作製にあたり、既存の圧縮成形方法では適用に限界がある。長繊維強化熱可塑性複合材料の連続成形方法として、Micro-Braided Yarnを材料とする引抜成形技術の検討を行なった。 (3)天然繊維強化熱可塑性樹脂複合材料の開発 Micro-Braided Yarnは繊維状のいかなる材料に対しても適用可能である。強化繊維として無機材料を用いるのではなく、天然繊維および熱可塑性樹脂繊維を用いてMicro-Braided Yarnを作製し、天然繊維強化熱可塑性樹脂複合材料の成形を行なった。一方向繊維強化熱可塑性複合材料を圧縮成形法により作製し、含浸特性および力学的特性を評価した。
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