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機関及び船体機器の信頼性向上を目的としたデータ管理手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16760652
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 船舶海洋工学
研究機関東京大学

研究代表者

安藤 英幸  東大, 新領域創成科学研究科, 助教授 (60323440)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード信頼性データベース / 故障報告書 / 船舶運航 / テキストマイニング / データマイニング / ユーザインターフェース
研究概要

船舶の運航現場では,機関等ハードウェアの故障は運航スケジュール遅延の主要因である.人的・時間的リソースの限られた船上でのメンテナンス活動ではあるが,一層の改善が求められている.こうした現状において,過去の故障データから機器・部品の故障モード毎の故障リスクを把握し,それに基づいてメンテナンスを行うことは実現するべき重要なアプローチと考えられる.故障に関する詳細は,故障報告書として記録され,船舶と船舶管理会社の間で交換されている.故障報告書の中には,故障日時,故障した機器・部品,故障モードを把握するための情報が含まれている.さらに,運航スケジュールの遅延や経済的損失に関するデータを合わせることで故障リスクの把握が可能となる。故障に関する上記データの集約については,船会社などが近年取り組んでいる.今後は,これらの分析体制の強化が必要となる.特に,故障報告書中に文書で記述される詳細情報の適切な整理・分類の方法,支援ソフトウェアが重要になると考えられることから,我々は故障報告書の分析システムについて研究を行っている.分析システムの開発にあたり,故障報告書の分析プロセスを整理し,人手に頼る必要のあるタスク,言語処理やデータマイニング技術を利用することで自動化できるタスクに分類した.前者については,ユーザインターフェースの提供,後者については,分類ルール構築のためのC4.5やクラスタリングアルゴリズムk-Means,ルールによる分類器などを用いた自動化を行った.このシステムを利用することで,非構造データである故障報告書を構造化し,信頼性データベースを効率的に構築することが可能となる.

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] テキストマイニングによる船舶故障データの分析2004

    • 著者名/発表者名
      安藤英幸, 大和裕幸
    • 雑誌名

      日本信頼性学会誌 26-8

      ページ: 906-912

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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