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LINE逆転写酵素の逆転写反応開始機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16770001
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 遺伝・ゲノム動態
研究機関東京工業大学

研究代表者

梶川 正樹  東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助手 (90361766)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード転移因子 / 逆転写酵素 / テロメア / テロメレース / レトロトランスポゾン / レトロポゾン
研究概要

申請者は真核生物のゲノムDNA中に存在する転移因子であるLINEの増幅機構を解明することを目的として研究を行った。この転移因子LINEは自身の転移・増幅に必要な逆転写酵素を自身の内部にコードしている。この逆転写酵素は真核生物の染色体末端の短い反復配列(テロメア)の複製に必須の逆転写酵素テロメレースとアミノ酸配列上で相同性があり進化上の関係が注目されている。また、申請者のこれまでの研究により、アミノ酸配列上のみならずその逆転写反応の様式にも類似性(逆転写反応時の"鋳型RNAのずれ")のあることが示されている。申請者はこの二つの逆転写酵素、LINE逆転写酵素とテロメレースに共通する"鋳型RNAのずれ"機構を詳細に解析することを目的とし、本年度において、試験管内LINE逆転写反応系の構築を行った。小麦胚芽抽出液タンパク質発現系を用いてLINEタンパク質を合成し、この合成LINEタンパク質を用いることで、LINE RNAの逆転写開始反応の再構築に成功した。この反応系を用いて、LINE RNAがLINEタンパク質に特異的に認識されること、"鋳型RNAのずれ"が逆転写反応の開始段階で起きていることを明らかにした。また、この"鋳型RNAのずれ"反応がLINE RNAの3'末端に存在するステム-ループ保存配列、および3'末端繰り返し配列を必要とすることを示した。さらに、このステム-ループのループ領域がLINEタンパク質-RNAの特異的認識に重要な配列であることを示した。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Isolation and characterization of retrotransposition-competent LINEs from zebrafish.2006

    • 著者名/発表者名
      Sugano, Kajikawa, Okada
    • 雑誌名

      Gene 365

      ページ: 74-82

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Probing the secondary structure of salmon SmaI SINE RNA.2006

    • 著者名/発表者名
      Kawagoe-Takaki, Nameki, Kajikawa, Okada
    • 雑誌名

      Gene 365

      ページ: 67-73

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Isolation and Characterization of Active LINE and SINEs from the Eel.2005

    • 著者名/発表者名
      Masaki Kajikawa
    • 雑誌名

      Molecular Biology and Evolution 22・3

      ページ: 673-673

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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