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ラン藻における硝酸還元酵素の活性発現に必要な新規因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16770032
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 植物生理・分子
研究機関名古屋大学

研究代表者

前田 真一  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助手 (70335016)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードラン藻 / 硝酸還元酵素 / 硝酸同化 / モリブデン補助因子
研究概要

ラン藻Synechococcus elongatus strain PCC7942のゲノムにランダムに薬剤耐性遺伝子を挿入する方法で、硝酸同化に関わる変異株を取得し、この変異株を解析した。その結果、新規遺伝子(narM)が硝酸還元過程に必須であることが示された。narMは、161アミノ酸残基からなる親水性タンパク質をコードしており、恒常的に低レベルで発現していた。narM遺伝子は、硝酸同化能を持つラン藻にのみ保存されており、多くの場合硝酸還元酵素の構造遺伝子(narB)の下流に位置していることより、硝酸還元酵素と機能的に関わりがあると推定された。しかしNarMは、ラン藻の硝酸還元酵素の構成成分ではなく、またnarBの転写制御因子でもなかったことから、NarMは硝酸還元酵素の補欠分子族の合成あるいはNarBポリペプチドと補欠分子族とのアッセンブリーに関わっていることが推察された。そこで、保存されている3つのCys残基をそれぞれSer残基に置換したNarMをnarMを欠失させたラン藻細胞内で発現させたところ、21番目のCys残基を置換したものだけが機能が失われており、21番目のCys残基がNarMの機能に重要であることが示され、補欠分氏族とのアッセンブリーに関わっている可能性が示唆された。つぎにラン藻細胞内で別々に発現させたNarBポリペプチド、NarM、モリブデン補助因子を試験管内で混合し、活性型の硝酸還元酵素の検出を試みたが、有為な活性は検出できなかった。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A novel gene (narM) required for expression of nitrate reductase activity in the cyanobacterium Synechococcus elongatus strain PCC 79422004

    • 著者名/発表者名
      Shin-ichi Maeda, Tatsuo Omata
    • 雑誌名

      Journal of bacteriology 186(7)

      ページ: 2107-2114

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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