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高等植物におけるペルオキシソーム形成の制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16770038
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 植物生理・分子
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

真野 昌二  基礎生物学研究所, 高次細胞機構研究部門, 助手 (20321606)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードシロイヌナズナ / ペルオキシソーム / apm変異体 / GFP / オルガネラ / PEROXIN (PEX) / タンパク質輸送 / 膜タンパク質 / イロシヌナズナ / ペルオキシソーム形成
研究概要

本年度は、既に取得しているapm変異体のうちapm2変異体とapm4変異体の解析を行った。両変異体では、GFP蛍光がペルオキシソームとサイトソルで観察されることから、ペルオキシソームへのタンパク質輸送におけるPTS1輸送の効率が低下していると考えられる。さらに、apm2、apm4変異体ともに別のタンパク質輸送経路であるPTS2の効率も低下していた。両変異体は生長抑制を示し、発芽にはショ糖要求性を示し、2,4-DBに対しても耐性を示すことから、β酸化系の活性が低下していることが明らかとなった。
マップベースクローニングの結果、apm2変異体とapm4変異体の原因遺伝子はA3g07560遺伝子とA3g04460遺伝子であることが明らかとなった。A3g07560遺伝子とA3g04460遺伝子は、それぞれペルオキシソーム形成に関わるペルオキシンのひとつであるPEX13とPEX12に相同性のあるタンパク質をコードしている。apm2変異はPEX13のC末に存在するSrc homology 3領域にストップコドンを生じさせ、apm4変異はPEX12の170番目のアルギニンをリジンに置換させることが明らかとなった。
APM2/PEX13あるいはAPM4/PEX12とGFPとの融合遺伝子を植物細胞で発現させたところ、ともにペルオキシソーム膜でGFP蛍光が観察された。さらに、PEX13に対して作製した特異抗体も膜画分にPEX13タンパク質を検出した。また、酵母2ハイブリッド実験から、PEX13はPTS2レセプターであるPEX7と結合すること、apm2、apm4両変異体ではPTS1レセプターであるPEX5の局在が乱されることが分かり、これらの結果から、APM2/PEX13とAPM4/PEX12がペルオキシソーム膜上でPTS1、PTS2両輸送経路に関与していることを示された。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ペルオキシソーム2006

    • 著者名/発表者名
      真野 昌二
    • 雑誌名

      細胞工学シリーズ22「新版 植物細胞を観る実験プロトコール」 (印刷中)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Plant peroxisomes2005

    • 著者名/発表者名
      Mano, S., Nishimura, M.
    • 雑誌名

      Vitamins & Hormones (印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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