研究課題/領域番号 |
16770071
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
西村 勝之 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 助手 (00334631)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 固体NMR / 新規測定法開発 / 脂質 / 生理活性ペプチド / 試料発熱 / 低出力ラジオ波 / 新規NMR測定法 / ホルモンペプチド / ACTH / β-エンドルフイン |
研究概要 |
本研究では脂質と相互作用する生理活性ホルモン分子試料が、活性状態を維持可能な試料条件に適した新規固体NMR測定法の開発を行い、さらにこれらの測定法を実際に用いて脂質膜上で相互作用するホルモンペプチドの精密立体構造解析を行うことを第一の目的とした。 まず含水生体試料で試料発熱を生じない低出力ラジオ波を用いた感度向上法DATANMA-CPと同じ原理を、申請者が以前開発した2次元双極子磁場分離固体NMR測定法であるTANSEMAに適用し、DATANSEMAを開発するのに成功した。本測定法では、TANSEMAと比較して試料発熱の原因になる^1H核のラジオ波の出力も著しく抑制することを可能にしながら、TANSEMAと同程度の性能維持に成功した。^1H核ではラジオ波照射時間の半分以上の時間で、最大で1/82までラジオ波出力を抑制することに実験的に成功した。 一方、これまでの研究で二次構造解析を行ってきたホルモンペプチド、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)および内因性オピオイドペプチド(β-エンドルフィン)では、各ホルモンペプチドの受容体が存在する生体中の脂質組成に基づいて作成した混合不飽和脂質膜に再構成して固体NMR測定による構造解析を行った。その結果、その脂質組成に依存してペプチドの運動性、構造が大きく変化することが判明した。これにより、各ホルモンペプチドの各々の脂質組成での特定の脂質でのペプチド結合サイト、およびその機構を生じる相互作用の詳細な解析に成功した。
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