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脱ユビキチン化酵素AMSHによる細胞内小胞輸送の制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16770094
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関信州大学

研究代表者

小嶋 克彦  信州大学, 医学部, 助手 (80345743)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードエンドソーム / ユビキチン / プロテアーゼ / 細胞内小胞輸送 / 細胞膜レセプター
研究概要

昨年、エンドソームの肥大化や細胞膜レセプターの分解阻害を誘導するHrsの過剰発現がSTAMの共発現により解消される一方、AMSHによる同様の効果が見られないことを報告した。STAMはそのCoiled-coilドメインを介してHrsと、SH3ドメインを介してAMSHと結合することから、STAMのドメイン欠損変異体(それぞれSTAM-DCC、STAM-DSH3)それぞれをHrsと共発現したところ、共にエンドソームの肥大化を抑制することはできなかった。このとき、STAM-DCCは細胞質中に拡散していたが、STAM-DSH3は肥大化エンドソーム上でHrsと共存していた。この結果は、Hrs-STAM共発現による肥大化エンドソームの解消にAMSHが必要であることを示唆している。さらにこれを検証するため、Hrs-STAM共発現293T細胞にAMSHの脱ユビキチン化活性欠損点変異体AMSH-D348Aを導入したところ、肥大化エンドソームが観察され、それには3者が共存していた。また、この肥大化エンドソームはクラスリンや後期エンドソーム蛋白質であるLAMP3が局在することから、マルチベシキュラボディ(MVB)の形成が阻害されたものと考えられた。そこで、MVB形成に関与するESCRT-I複合体の構成成分であるTsg101のHrs過剰発現293T及びHeLa細胞での局在を観察したところ、本来HrsによりMVBにリクルートされるべきTsg101は肥大化エンドソームには全く存在しなかった。以上のことから、MVB形成に必須であるESCRT複合体のエンドソームへのリクルートにはHrsのみならずAMSHの脱ユビキチン化活性が関与していることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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