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mpingの転移を制御する自律型トランスポゾンの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16780004
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

菊池 一浩  基礎生物学研究所, 助手 (50332177)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードトランスポゾン / ゲノム / MITE
研究概要

イネゲノムよりmPingと名付けた新規のMITEを単離し、葯由来カルスにおいてmPingが転移することを明らかにした(Nature 421.167-170)。一般的な特徴としてMITEは、全長が500bp以下であることから、転移に必要な酵素をコードするキャパシティーはない。そのため、MITE単独では動けない。それでは、mPingを可動させる転移酵素はどこから供給されるのであろうか?この因子を同定することは、極めて重要である。本研究では、mPingの転移を制御する自律型のトランスポゾンの同定を行い、その機能解析を行った。
Pingは日本型品種に存在し、インド型品種には存在しない。一般的にインド型品種のイネに、遺伝子を導入することが非常に困難であるので、日本型品種の中でも例外的にPingが存在しない品種の台中65号を使用し、アグロバクテリアを介してPingの遺伝子導入を行った。台中65号の葯由来カルスにおいては、mPingの転移が全く見られなかったが、Pingを導入した台中65号の葯由来カルスにおいては、mPingの転移が見られた。この結果、mPingの転移を制御する自律型のトランスポゾンは、Pingであることが明らかとなった。
Pingには、2つのORF(ORF-A,ORF-B)が存在すると考えている。ORF-Aは、特に他の遺伝子との相同性はない。しかながら、本研究においてゲルシフトアッセイによりDNAと結合しうる領域であることが明らかとなった。一方、ORF-Bは、トランスポゼースに特徴的な配列をコードしている。しかしながら、詳細な機能は、解っていない。そこで各ORFを破壊した、Pingのバイナリーベクターを作り、アグロバクテリアを介して台中65号に遺伝子導入を試みている。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] DNA interference : a simple and efficient gene-silencing system for high-throughput functional analysis the fern Adiantum.2004

    • 著者名/発表者名
      H.Kawai-Toyooka, C.Kuramoto, K.Orui, K Motoyama, K.Kikuchi, T.Kanegae, M.Wada
    • 雑誌名

      Plant & Cell Physiology 45

      ページ: 1648-1657

    • NAID

      10014020751

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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