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酵母における蛋白質合成阻害ストレスに対するmRNA安定化制御機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16780064
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学
研究機関新潟薬科大学

研究代表者

高久 洋暁  新潟薬科大学, 応用生命科学部, 助手 (70350717)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードCandida maltosa / C-GCN4 / C-GCN2 / C-CPC2 / C-PUB1 / シクロヘキシミド / アミノ酸合成普遍制御 / リボソーム蛋白質L41 / アミノ酸飢餓の普遍的制御 / シクロヘキシミド誘導的耐性化機構 / uORF
研究概要

酵母Candida maltosaは蛋白質合成阻害剤であるシクロヘキシミド(CYH)に対して、生育が一時停止した後に再び生育が回復する誘導的耐性を示す。これは、CYH添加後、転写活性化因子C-Gcn4pが、CYH耐性L41リボソーム蛋白質遺伝子(L41-Q)の転写を誘導し、CYH耐性型リボソームが合成されることに起因する。
本年度、転写活性化因子C-Gcn4pの活性を制御する候補因子C-CPC2遺伝子とC-GCN4 mRNAの安定性を制御する候補因子C-PUB1遺伝子の2つの遺伝子を取得し、塩基配列を決定した。
C-CPC2遺伝子破壊株(Δc-cpc2)を作製し、野生株と生育速度の比較検討を行った結果、CYH非添加時の野生株とΔc-cpc2の生育速度は変わらないのに、CYH添加後のΔc-cpc2の生育速度は野生株と比べて遅くなり、生育の回復に時間を要することが明らかになった。また、野生株とΔc-cpc2におけるCYH添加後のCYH耐性L41リボソーム蛋白質遺伝子の発現レベルを比較した結果、Δc-cpc2は野生株よりも発現量が少ないことが明らかとなった。すなわち、Δc-cpc2細胞内のCYH耐性型リボソーム量が野生株に比べて少ないため、生育の回復に時間を要すると考えられた。また、Δc-cpc2におけるC-GCN4 mRNAレベルは野生株と比較してほとんど変わらないことから、C-Cpc2pはL41-Q mRNAとC-Gcn4pとの結合、或いはC-Gcn4pの転写活性の調節を行う調節因子であることが示唆された。また、C-GCN4 mRNAの安定性を制御する候補因子C-Pub1pとCYH誘導的耐性化機構の関係については現在、C-PUB1遺伝子破壊株を作製し、検討中である。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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