研究概要 |
本研究の目的は,デジタル全天空写真を用いた針葉樹人工林における地上部現存量の効率的な計測システムを開発することにある。この目的を達成するために,平成17年度においては,以下のような研究を行った。 まず,鳥取大学農学部フィールドサイエンスセンター蒜山の森に成立する様々なタイプの森林において林分調査を行った。次いで,この林分内においてデジタル金天空写真を撮影し,開発した地上部現存量の推定方法の精度を検証した。さらに,この推定作業は解析者の手作業によって行われるため,解析者間あるいは解析者内での解析結果の変動について調べた 以上の結果から,デジタル全天空写真は針葉樹人工林における地上部現存量を効率的に推定する上で最も有効なデバイスの1つであることが示唆された。
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