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魚類のリンパ球を識別する

研究課題

研究課題/領域番号 16780133
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関東京大学

研究代表者

末武 弘章  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (00334326)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードトラフグ / T細胞 / CD抗原 / モノクローナル抗体 / トランスジェニック
研究概要

本年度は抗CD抗体作製とリンパ球が可視化された魚の作出を試みた。
<モノクローナル抗体の作製>
本年度はトラフグCD4の遺伝子を哺乳類の培養細胞で発現させたものを抗原として抗トラフグCD4モノクローナル抗体を作製した。本抗体を用いて分離したリンパ球はヘルパーT細胞の特徴である細胞表面分子を発現していること、またこれら細胞はマイトジェン刺激により各種サイトカインを発現した。これは魚類においてもCD4陽性細胞がヘルパーT細胞であることを強く示唆するものである。また昨年度作製した抗トラフグCD8α抗血清で分離したリンパ球は細胞傷害性T細胞に特徴的な細胞表面分子を発現していることを示した。しかし、細胞傷害活性の測定には至らなかった。CD3εについてはCD4,CD8αと同様の方法を試みたものの、組み換えタンパク質の発現が誘導されず、抗体作製には至らなかった。
<トランスジェニック魚の作出>
トラフグCD8α転写調節領域を含むトランスジェニックゼブラフィッシュ(EGFP系統、DsRed系統)のスクリーニングを行ったが、トランスジェニック系列を得るには至らなかった。現在引き続きEGFP系統のスクリーニングを行っている。なおCD4遺伝子の転写調節領域はその周辺遺伝子であるLAG-3遺伝子を内包することが知られており、トラフグにおいてもLAG-3に相当すると考えられるCD4L-2遺伝子の同定はしたものの、転写調節領域DNA断片の作製には至らなかった。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Lymphocyte surface marker genes in fugu2006

    • 著者名/発表者名
      Suetake H et al.
    • 雑誌名

      Comparative Biochemistry and Physiology Part D 1(1)

      ページ: 102-108

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Characterization and expression analysis of CD3ε and CD3γ/∂ in fugu, Takifugu rubripes2005

    • 著者名/発表者名
      Araki K, Suetake H, Suzuki Y.
    • 雑誌名

      Immnogenetics 57(1-2)

      ページ: 158-163

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Cloning, expression, and characterization of fugu CD4, the first ectothermic animal CD42004

    • 著者名/発表者名
      Suetake H, Araki K, Suzuki Y
    • 雑誌名

      Immunogenetics 56(5)

      ページ: 368-374

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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