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サメにおける炎症性サイトカインの機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 16780141
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関日本大学

研究代表者

井上 裕基  日大, 生物資源科学部, 助手 (50333571)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード軟骨魚類 / サイトカイン / ドチザメ / ケモカイン / SSH / インターロイキン / クローニング / PCR
研究概要

ケモカインは、白血球に対して走化性と活性化作用を示すサイトカインであり、自然免疫および獲得免疫に重要な役割を担っている。比較免疫学的に興味深い位置を占めている軟骨魚類におけるサイトカインに関する知見は極めて乏しい。軟骨魚類におけるサイトカインの存在及びその機能を明らかにするために今回、新たに3つのCCケモカインを単離同定し、それらの発現について検討した。
ドチザメの末梢白血球をPMAで3時間刺激後、PolyA^+RNAを分離し、suppression subtractive hybridization(SSH)法を試みた。
SSH法により得られたドチザメのSCYA107、MIP3α1、MIP3α2遺伝子は、各々97、99、97残基のアミノ酸をコードしており、CCケモカインに特徴的な4つのシステイン残基を有していた。アミノ酸配列の解析の結果、ドチザメMIP3α1とMIP3α2は、ヒトMIP3α(各々42.3%、40.0%)と類似しており、イントロン-エクソン構造においてもヒトと同様に4つのエクソンと3つのイントロンから構成されていた。さらに発現解析おいて、ヒトと同様に肝臓で発現が検出され、鰓および腎臓においては恒常的な発現が認められた。一方、ドチザメSCYA107とトラザメSCYA107のアミノ酸同一性は50.6%を示した。しかしイントロン-エクソン構造は、ヒトMIP3βと類似していた。また、発現解析においてSCYA107は脳以外の組織において恒常的に発現しおり、さらに、LPS刺激においてライディッヒ、脾臓、精巣での発現増強が認められると共に鰓、腎臓においても発現が増強することが確認された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Molecular cloning and preliminary expression analysis of banded dogfish (Triakis scyllia) CC chemokine cDNAs by use of suppression subtractive hybridization.2005

    • 著者名/発表者名
      Inoue Yuuki
    • 雑誌名

      Immunogenetics 56

      ページ: 722-734

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Molecular cloning and expression analysis of rainbow trout (Oncorhynchus mykiss) interleukin-10 cDNAs.2005

    • 著者名/発表者名
      Inoue Yuuki
    • 雑誌名

      Fish Shellfish Immunol. 18

      ページ: 335-344

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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