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黒潮周辺海域における非生物大型有機粒子の動態の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16780146
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関独立行政法人水産総合研究センター

研究代表者

日高 清隆  独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所・海洋生産部, 研究員 (70371838)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード有機物 / 沈降粒子 / マリンスノー / 懸濁粒子 / プランクトン
研究概要

2005年5、7、10月および2005年1月に定線観測を実施した。東経138度線上に設けられた観測定線において、黒潮内側、黒潮流軸、黒潮外側のそれぞれに設けられた集中観測点およびそれ以外の数点において以下の観測を行った。
1.採水:海表面から水深200mまでの5-9層からニスキン採水器による採水を行った。標水試料のうち、CSP(*1)の分析を行う分については船上でプレパラートを作成し、凍結保存した。TEP(*2)の分析を行う分については、船上で固定した試料を持ち帰り、研究室でプレパラートを作成して凍結保存した。
2.ネット採集:特に大型の懸濁粒子を集めるため、ブランクトンネットによる採集を行い、ホルマリン固定して研究室に持ち帰った。
3.セディメントトラップ観測:セディメントトラップを漂流系に設置し、沈降粒子を採集した。
これらを実施した観測点においては、モニタリングの一環として、クロロフィル濃度、植物プランクトン組成、微小動物プランクトン組成、中型動物プランクトン組成の分析を行った。
7月の黒潮内側域において粒子試料を解析した結果では、分布密度ではCSPはTEPに比べおよそ5〜10倍多く、鉛直的にはクロロフィルの分布との対応が良いととが判った。またサイズ分布については、CSPで楕円球換算で直径5μm以下の粒子が多く、サイズの大きい粒子ほど分布量が少なかったのに対し、TEPでは直径40-50μmの粒子が最も多いという結果が得られた。
*1 Coomassie Stained Particles(主にタンパク質由来)
*2 Transparent Exopolymer Particles(主に多糖類由来)

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 海洋生態系のダイナミクス第3巻(V-3章「動物の鉛直移動に伴う物質の鉛直フラックスと中・深層の生態系」)2005

    • 著者名/発表者名
      日高清隆
    • 出版者
      東海大学出版会
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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