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飼料市場と食品廃棄物に由来する飼料製品の関連に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16780153
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業経済学
研究機関三重大学

研究代表者

森 久綱  三重大学, 人文学部, 助教授 (80362333)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード食品加工残渣 / リサイクル / 需給接合 / 飼料化 / 流通 / 飼料 / リサイクル経路 / ビール粕 / 都市厨芥 / りんごジュース粕 / バイオマス / 食品循環資源 / 食品加工残さ
研究概要

1980年代以降における食品加工残渣・廃棄物の飼料利用におけるリサイクル経路の変化とその要因、およびそこで発生する需給調整のあり方について、ビール製造副産物の飼料利用を対象とした事例調査に基づき考察を行なった。また、当該研究の最終年度であることから、2006年より「飼料自給率向上戦略会議」の下で策定・実施されている「食品残さ飼料化行動計画」について整理・検討するとともに、需給接合システムの観点から今後の課題について考察を行なった。
食品関連産業から排出される残さは、製品等の季節変動の影響を受け量的・質的変動が不可避であるとともに、処理・売渡しに係る煩雑性とコストに強く影響される。また、需要者である畜産農家における調達基準は、一般流通飼料に規定されている。排出事業者と需要者との間の需給接合が全く異なった論理の中で行なわれているのである。「食品リサイクル法」施行により、飼料化を含めて食品廃棄物の再生利用が進められているが、これらの要因からその経路は広域・複雑化しており、地域に立地する中小規模の排出事業者・畜産農家は、需給接合に参画することができなくなっている。
現在実施されている「食品残さ飼料化行動計画」においても上記問題については触れられていない。「食品リサイクル法」や同計画の下で進められている情報提供・共有ならびに中間処理事業者の育成のみならず、地域内に立地する中小規模畜産農家の育成を図るとともに、量的・内容的変動のある食品廃棄物を飼料資源として柔軟に活用するため、現在の配合飼料中心の飼料給与システムを見直していく必要がある。中間処理事業者のみならず地域農家を含めてシステムを再構築することによって、広域・複雑化する要因である煩雑性や量的・内容的変動問題を解消することが可能となる。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 食品残さの飼料化-需給接合における課題と方向-2007

    • 著者名/発表者名
      森 久綱
    • 雑誌名

      週間農林 (4月予定)

      ページ: 4-4

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 食品加工残渣の飼料利用におけるリサイクル経路に関する考察2006

    • 著者名/発表者名
      森久綱, 泉谷眞実
    • 雑誌名

      日本流通学会年報 流通 第19号

      ページ: 120-131

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 地域未利用バイオマスの発生とリサイクル経路-青森県における農業未利用資源を対象として-2005

    • 著者名/発表者名
      泉谷眞実, 村山成治, 森久綱, 杉村泰彦
    • 雑誌名

      日本草地学会誌 51巻第2号

      ページ: 214-219

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 中小規模畜産農家における畜産物生産と指定配合飼料調達システム2005

    • 著者名/発表者名
      森 久綱
    • 雑誌名

      法系論叢(三重大学社会科学会) 第22巻第2号

      ページ: 159-192

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 食品廃棄物の飼料利用-食品廃棄物の飼料化事業の具体的展開と製品利用問題を中心に-2005

    • 著者名/発表者名
      森 久綱
    • 雑誌名

      資源循環型畜産の展開条件(筑波書房)(畜産経営経済研究会編) (2005年6月刊行予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 資源循環型畜産の展開条件(分担執筆第9章「食品廃棄物の飼料利用」)2006

    • 著者名/発表者名
      栗原幸一, 新井肇, 小林信一編
    • 総ページ数
      234
    • 出版者
      農林統計協会
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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