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会計システムと農業技術データを統合した新な経営計画システムの設計・開発

研究課題

研究課題/領域番号 16780162
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業経済学
研究機関鳥取短期大学

研究代表者

櫻本 直美  鳥取短期大学, 生活学科生活経済専攻, 講師 (30353098)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード農業情報システム / 農業経営計画 / 簿記 / 経営分析 / キャッシュフロー / 農業技術体系 / 農業データベース
研究概要

農家において,簡易に複式簿記の記帳ができ,同時に記帳されたデータを利用した,経営分析や経営資源の管理を行うことのできる会計システムを開発した。システムは利用者の適用試験を通じて改良し,実情に即した使いやすいものへと改良を重ねている。このシステムの最大の特徴は,ランタイムを利用せずまたファイルサイズを小さくすることで,USBフラッシュメモリなどの保存媒体にシステムおよびデータともに保存して持ち運びできるようになっている点であり,これは経営指導を受ける場合や研修会に参加する場合において便利な仕様になっている。
さらに上述の,会計システムと農業技術体系DB(FSDB)とを統合し,農家レベルにおいても簡易に利用することのできる,経営分析・計画システムの開発を行った。利用者はWebページを通して必要な技術体系データをダウンロードし,簿記システムのデータとすり合わせを行う。その後,システムは自動的に計画キャッシュフロー計算書を作成表示する。また,必要な経営資源の一覧も表示する。これにより,記帳が困難であった経営資源のデータを補完して,財務データのみで行うものよりも詳細な経営分析や経営計画を行うことができるようになった。
上記のシステムの一部は,実際にWebページにて公開をしており,インターネットを通して農家に提供されている。新システムの提供を始めて間がないが,利用登録者は農家や普及指導機関を中心に累積900件以上に達しており,現在もさらに増加を続けている。このことから,システムの普及率は高く,農家レベルにおける計数的な経営管理の普及を,一部支援できたと考える。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] パソコンを用いた農業簿記会計システムの開発研究2005

    • 著者名/発表者名
      櫻本 直美
    • 雑誌名

      農業情報研究 14(4)

      ページ: 273-286

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ポケット簿記システムおよび農業技術体系DBを統合した農家向け経営計画システムの設計2005

    • 著者名/発表者名
      櫻本 直美
    • 雑誌名

      農業経営研究 43(1)

      ページ: 77-81

    • NAID

      10016427852

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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