• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

アトピー性皮膚炎における幹細胞因子と神経成長因子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 16780218
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床獣医学
研究機関鳥取大学

研究代表者

辻野 久美子  鳥取大学, 農学部, 講師 (10362899)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード肥満細胞 / 幹細胞因子 / 神経成長因子
研究概要

Interleukin 3(IL-3)、幹細胞因子(stem cell factor、SCF)および神経成長因子(nerve growth factor、NGF)はマウスの肥満細胞の増殖・分化因子として知られている。マウス由来培養肥満細胞の増殖・分化に対して、NGFは単独では全く作用を示さないが、IL-3との共存下では、その細胞増殖活性を増強させ、IL-3のみで培養した場合とは異なる細胞の分化形質を発現する。
今回我々は、NGFおよび、もう一つの重要な肥満細胞増殖・分化因子であるSCFにおける共同作用を調べるため、マウスの骨髄細胞から樹立した培養肥満細胞を用いて、メチルセルロース半固形培地によるコロニーアッセイを行った。その結果、IL-3にNGFを加えるとコロニー数が増加したのに対し、SCF(100ng/ml)を含む培地にNGF(500ng/ml)を加えると、SCF単独の培養に比べ、コロニー数が減少することが分かった。さらに液体培地を用いて培養した場合においても、SCFを含む培地にNGFを加えると、SCF単独の培養に比べ、培養10日後から有意に生細胞数が減少した。NGFレセプターにはTrk Aとp75が存在し、神経細胞においてNGFのp75レセプターを介したアポトーシスの誘導が報告されている。マウス由来培養肥満細胞にもp75レセプターが発現していることから、SCFとNGFの共存下での培養肥満細胞数の減少は、p75レセプターを介したアポトーシスによる可能性が考えられる。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi