研究課題/領域番号 |
16790062
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
桑田 浩 昭和大学, 薬学部, 助手 (80286864)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 分泌性PLA2 / 生理活性脂質 / 12 / 15-リポキシゲナーゼ / 炎症性サイトカイン / HPLC / ホスホリパーゼA2 / リポキシゲナーゼ |
研究概要 |
12/15-LOX過剰発現細胞をIL-1β/TNFαで刺激後、細胞を回収し、これらの試料からBligh & Dyer法によって総脂質を抽出し、この総脂質をSep Pak Silica固相抽出カラムを用いて各リン脂質サブクラスに分離後、得られた画分のsPLA_2-IIA発現に対する効果を検討した。その結果、sPLA_2-IIA発現を誘導する脂質(Lipid X)は、ホスファチジルコリン(PC)を含む画分のみに存在することが明らかとなった(なお、以降の検討ではこのPC画分をLipid Xとして用いた)。昨年度の検討で、Lipid Xは、PLCあるいはPLD処理により、ジアシルグリセロール型やホスファチジン酸型に変換しても活性が保持されること、PLA_2処理後、Bligh & Dyer法により抽出した脂質画分中にその活性がほとんど検出できないことを明らかとした。そこで、後者についてより詳細に検討するために、Lipid X画分をPLA_2処理後、本反応液を直接Sep Pak C18固相抽出カラムに添加後、各種溶媒を用いて脂質を溶出した。その結果、sPLA_2-IIAの発現を誘導する脂質がベンゼンを溶媒として用いることによって回収できることが明らかとなった。また、陰性対照としてLipid Xの調製時に同時に得られたホスファチジルエタノールアミン画分を用いて同様の検討を行った結果、sPLA_2-IIAの発現誘導を引き起こす活性は検出されなかった。以上の結果より、Lipid Xのsn-2位に結合している脂肪酸は、通常の脂肪酸とは異なり、Bligh & Dyer法では抽出効率が非常に悪い性質(親水性が高い可能性を考えている)を有し、且つ、この脂肪酸はPCに特異的に結合している可能性が示唆された。
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