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骨格筋ならびにその支配神経の再生メカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 16790119
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関金沢大学

研究代表者

下川 隆  金沢大学, 医学系研究科, 講師 (70302841)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードWnt7a / Pitx1 / アホロートル / 有尾両生類 / 組織再生 / 四肢再生 / 四肢発生 / パターン形成 / 骨格筋 / 再生 / 筋組織 / 四肢筋 / 再生芽 / 筋切除 / 筋再生
研究概要

有尾両生類の一種であるアホロートルを用いて、四肢骨格筋の再生メカニズムの分子機構を解明することを試みてきた。本研究では、マウスやニワトリの四肢発生過程で、肢芽の背腹軸を決定するWnt7a、ならびに、前/後肢の決定に関与するPitx1に着目し、アホロートルの四肢再生過程での発現パターンを解析した。アホロートルのWnt7aおよびPitx1のクローニングを行い、四肢におけるそれらの発現パターンについて、半定量的PCR法によって解析を行った。Wnt7aは、再生していない通常の状態で、低レベルながら前肢に発現していたが、後肢ではその発現を検出することができなかった。前肢における発現パターンについては、肘関節よりも遠位側での発現が著しく、肘関節より近位側では発現が減少し、特に前肢基部では、その発現がわずかに検出されただけであった。Pitx1は前肢および後肢のいずれにおいても発現が認められた。前・後肢の部位による発現パターンの変化は認められず、全体的に一様に発現することが明かとなった。成体のアホロートルにおいて、これらの遺伝子が、再生していない通常状態の四肢において発現していることは、マウス等の従来の報告とは異なっており、四肢再性能になんらかの関与を示すと考えられた。Pitx1について、発生過程における発現パターンをホールマウントin situ hybridizationで解析したところ、後肢にのみ発現が認められたところから、四肢発生過程では、前/後肢の決定に関与していると考えられた。Pitx1の四肢再生過程における発現レベルを半定量的PCR法によって解析したところ、前・後肢いずれにおいても発現レベルの増加が認められ、再生過程が進むに従い漸減していた。このことから、四肢再生過程でPitx1は、再生組織のパターン決定には関与せず、主に再生組織の増殖に関与しているものと考えられた。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 形態を科学する/咀嚼筋の支配神経2005

    • 著者名/発表者名
      下川 隆
    • 雑誌名

      形態科学 8(2)

      ページ: 111-112

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Nerve supply to the soft palate muscles with special reference to the distribution of the lesser palatine nerve2005

    • 著者名/発表者名
      Takashi SHIMOKAWA
    • 雑誌名

      Cleft Palate-Craniofacial Journal 42(In press)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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