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ヘリコバクターピロリ菌の胃所属リンパ節へのtranslocationの頻度と意義

研究課題

研究課題/領域番号 16790203
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

小林 大輔  東京医科歯科大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (70361699)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードHelicobacter pylori / translocation / リンパ節 / in situ hybridization / 胃癌 / 培養 / 定量PCR
研究概要

本年度は、主に結果をまとめる上で必要となってきた項目について確認・検討を行った。
<胃以外の臓器における所属リンパ節の検討>
初期の検討にて、ピロリ菌が胃の所属リンパ節にほぼ特異的に存在することを確認していたが、胃以外の臓器を系統的に解析はしていなかった。今回は手術材料の非病変部を対象に、肝臓・胆道・膵臓・脾臓・大腸・肺を解析したとこち、胆道系からは少量ながらピロリ菌が検出された。まだ解析症例がいずれも少数であることから、それぞれ10症例以上の解析が必要と考える。
<電子顕微鏡による観察>
これまでにfluorescence in situ hybridization(FISH)において、リンパ節内のマクロファージ内にピロリ菌の陽性像が確認されているが、ピロリ菌がマクロファージ内でどのような状態で存在するかは確認できていなかった。これを電子顕微鏡で直観察することによって確認することを試みた。5個のリンパ節を観察して、細胞内に菌体様の構造物を少数認めたが、ピロリ菌と同定することは難しかった。下記の免疫染色が可能になれば、免疫電顕により客観的に菌体を同定できると思われる。
<免疫染色による確認>
これまでにDNA in situ hybridization(DNA-ISH)およびflorescence in situ hybridization(FISH)において、ピロリ菌の局在を確認していた。しかし、ISHは主技が比較的煩雑で結果の安定性に難があり、また感度が低いという問題点があった。したがって、より簡易な方法である免疫染色を行うことで、ISHの結果の確認とより多くの標本の解析を試みた。しかし、既存の抗H.pylori抗体ではリンパ節内に陽性像は得られなかったので、リンパ節内のピロリ菌にも陽性となるモノクローナル抗体を作成中である。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 図書 (1件)

  • [図書] H.pylori関連胃癌の初期病理像In H.pylori発癌のエビデンス2004

    • 著者名/発表者名
      小林大輔, 滝澤登一郎
    • 総ページ数
      244
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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