研究課題/領域番号 |
16790283
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
山崎 晶 独立行政法人理化学研究所, 免疫シグナル研究グループ, 上級研究員 (40312946)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | T細胞 / T細胞分化 / adaptor / pre-TCR / ITAM / 胸腺細胞 / T細胞抗原受容体 / アダプター |
研究概要 |
Gab2.WT Tgマウス、Gab2.deltaPro (Grb2/Gads SH3ドメインに結合するproline rich領域を欠損させたもの)TgマウスをそれぞれMHC class II拘束性のOH-II TCR Tgマウス、MHC class I拘束性のH-Y TCR Tgマウスと交配させ、胸腺におけるT細胞選択に及ぼすGab2の影響を調べた。Gab2. WT Tgマウスでは、OT-II TCRにおけるpositive selectionが顕著に減少したが、Gab2.dPro Tgでは正常であった。H-Y TCR♂で観察されるnegative selectionも、Gab2.WT Tgマウスで抑制されたがGab2.dPro Tgでは正常であった。この結果より、Gab2はpositive selection, negative selectionの負の制御因子として働き、その機能にはproline rich領域が必須であることが判明した。H-Y TCRのシステムは全身性抗原によるnegative selectionと定義されるが、近年末梢抗原(組織特異的抗原)によるnegative selectionは胸腺上皮細胞において全く異なるメカニズムで起こっていると考えられている。そこで、ラットインスリンプロモーターでOVAを発現するTgマウス(RIP-mOVA Tg)とOT-I,OT-IIとのdouble Tgによるnegative selection modelを作製し、組織特異的抗原に対するcentral tolerance獲得過程におけるGab2の役割を検討中である。
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