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T細胞における負のフィードバック機構の網羅的解析

研究課題

研究課題/領域番号 16790293
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

松田 達志  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (00286444)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードT細胞 / 細胞内局在 / MAPK / 細胞内カルシウム濃度 / 発現クローニング / トランスジェニックマウス
研究概要

T細胞の過剰な活性化は各種の自己免疫疾患やアレルギー性疾患といった弊害を引き起こすが、いったん活性化したT細胞がどのようなメカニズムで沈静化するかについては、未だ十分な解析がなされていない。本研究は、SPRY1によるT細胞不活性化機構の解明、ならびにT細胞の負のフィードバックに関与する分子の網羅的スクリーニングという二つのアプローチを通して、免疫系が備えている負のフィードバック機構の解明を目指すべく計画された。前者のアプローチに関しては、SPRY1がPLCγ1の活性化の抑制を介してT細胞活性化のシグナルを阻害している事を見出した。さらに、その阻害様式にSPRY1の細胞内局在が大きく関わっている事を各種の変異体を用いた解析から明らかにした。予備的な解析からは、SPRY1の局在決定に低分子Gタンパク質の一種であるRab5Bが関与することを示唆する結果を得ており、現在SPRY1の局在決定機構を解析中である。一方、後者のアプローチに関しては、NF-ATプロモータの支配下にGFPを発現するレポーター遺伝子を安定に遺伝子導入したJurkat細胞を用い、TCR刺激に伴うGFPの発現を抑制しうるcDNAのスクリーニングを試みた。予備的な解析においては、SPRY1を含む既知の不活性化因子が刺激に伴うGFPの発現レベルを低下させうる事を確認したものの、実際のスクリーニングにおいては、Jurkat細胞の遺伝子導入効率の低さが要因となって新規の因子の同定には至らなかった。Jurkat細胞への効率的なcDNAライブラリーの導入法の確立を目指し、現在、レンチウイルスベクターを用いた遺伝子導入系の確立を目指している。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Negative feedback loop in T cell activation through MAPK-catalyzed threonite phosphorylation of LAT.2004

    • 著者名/発表者名
      Matsuda, S., et al.
    • 雑誌名

      EMBO Journal 23

      ページ: 2577-2585

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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