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地域における肝癌死亡率上昇の原因究明のための疫学調査-過去の肝炎流行との関連性-

研究課題

研究課題/領域番号 16790344
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

太田 晶子  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20337554)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード肝癌 / ウイルス性肝炎 / ウイルス肝炎
研究概要

S県のM町とO町では、現在、肝癌死亡率が高いという問題がある。M町、O町では昭和35年、昭和43年頃、肝炎の流行があった。昭和44年に肝炎流行に関する疫学調査が行われており、その結果、肝炎流行には、肝炎ウイルスの関与が示唆されたことや患者発生に地域集積性があったことなどが報告されている。本研究では、現在のM町・O町の肝癌死亡率の実態、肝癌死亡率が高い原因と過去の肝炎流行との関連性、現在の肝炎ウイルス感染者の実態を明らかにすることを目的とした。平成16年度に、M町、O町の肝癌死亡率の現状および、M町、O町の肝癌、肝疾患死亡者調査を実施し、平成16〜18年度に、HCV、HBV感染者の実態を明らかにするための住民調査を実施・集計した。また各町のウイルス肝炎実施方法の現状、実績について整理し、今後の課題を検討しまとめた。
肝疾患死亡者調査から、過去の肝炎流行地域、流行した世代において現在肝癌死亡率が高いことが認められ、C型肝炎を原因とする者が多いことが示唆された。各町の感染者の実態を把握し、さらに肝癌予防対策を有効に実施するため、各町の検診実施方法の現状、過去3〜4年間の実績肝炎ウイルス検査陽性者へのフォロー方法についてまとめた。陽性者への対応は、各町により異なるが、いずれも陽性者の医療機関受診のフォローの充実が課題としてあげられた。各町の間でこれらの情報を共有・交換し、今後の課題を明らかにすることができ、さらに今後の検診体制の見直し、陽性者に対する事後指導における改善につながった。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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