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肺癌治療におけるゲフィチニブ感受性予測法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16790456
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

清家 正博  日本医大, 医学部, 助手 (30366687)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード肺癌 / ゲフィチニブ / cDNAアレイ / 2D-DIGE / 抗体アレイ / Akt / PTEN
研究概要

ゲフィチニブ感受性株である肺腺癌細胞株PC9とその高転移株でゲフィチニブ耐性株であるPC9/f9、PC9/f14を対象として、1、6DNAアレイ用いた遺伝子発現解析(トランスクリプトーム解析)、2、蛍光標識2次元電気泳動法(2D-DIGE)を用いたプロテオーム解析、3、抗体アレイを用いたプロテオーム解析、4、EGFR遺伝子下流シグナル伝達経路の蛋白発現解析を施行し、ゲフィチニブ感受性規定因子の探索を試みた。
cDNAアレイ解析にて12遺伝子、2D-DIGEにおいて29蛋白、抗体アレイ解析にて52蛋白が、感受性株と耐性株間で統計学的有意に発現差を認めな因子群であった。次に、これらの因子群の多くがEGFR下流のシグナル伝達経路の2つの主要なpathway (PI3K/Akt pathway、Ras/Raf/MAPK pathway)に関わる因子群であったことから、PI3K/Akt pathwayとRas/Raf/MAPK pathwayに関わる因子の蛋白発現を検討した。Western blot法にて、Akt phosphorylationおよびPTENの蛋白発現が、EGFR遺伝子変異に加え、ゲフィチニブ感受性に関与している可能性が示唆された。今後、siRNA法を用いたこれらの因子の遺伝子ノックアウト解析と実際の肺癌組織を用いた解析を行い、肺癌治療への臨床応用訂能なゲフィチニブ感受性予測システムの構築を最終目標に研究を継続していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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