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肺線維化における細胞活化抑制メカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 16790458
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関近畿大学

研究代表者

早川 清雄  近畿大学, 医学部, 助手 (00368292)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードα-SMA / myofibroblast / cell cycle / Fibrosis / Myofibroblast
研究概要

肺ガン細胞の培養上清の精製
10%FBS-DMEMで肺ガン細胞A549を培養したconditioned meiumに、肺線維芽細胞MRC-5の形態変化を誘導する物質をこれまでに見いだした。本年度は、その培養上清を、様々な逆相カラムで分画し、活性を調べたところ、C18カラムと相互作用をもつ活性物質を得ることができた。そこで、最初にオープンカラムを使ってC18カラムと相互作用する物質を精製し、さらに細かく分画するため、HPLCを用いて分析と分取をおこなった。分析の結果から、A549の培養時間に依存して、増加するピークを見いだすことができた。その増加するピークを分取し、活性を測定したところ、MRC-5の形態変化の誘導とα-SMAの発現を抑制する効果が見られた。現在は、その物質を大量に分取し、マススペクトロメトリーによる分子量の測定とNMRを用いた構造解析を行っている。
筋線維芽細胞のタンパク質発現変化
これまでの結果から、A549のconditioned mediumで肺線維芽細胞MRC-5を培養すると増殖が抑制され、細胞周期停止が誘導されることがわかった。また、その時に細胞周期停止に関連するタンパク質p21の発現が増加した。今回、A549のconditioned mediumから精製した物質を用いて、同様な活性があるかどうかを調べると、精製した物質が早期にMRC-5の細胞周期を停止させ、p21の発現増加を誘導した。この結果から、精製した物質はA549のconditioned medium中で働いている主な活性物質であることが考えられた。今後、この物質を用いて、細胞内のタンパク質発現について詳細に調べていきたいと考える。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Morphorogical change and inactivation of a lung myofibroblast, MRC-5, by conditioned medium of lung carcinoma cell line2005

    • 著者名/発表者名
      Sumia Hayakawa
    • 雑誌名

      生化学 77・8

      ページ: 855-855

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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