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プロテオミクス手法を用いたS100A12蛋白質の発現および作用機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16790516
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 代謝学
研究機関関西医科大学

研究代表者

長谷川 隆正  関西医科大学, 医学部, 助手 (90351535)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードS100A12 / 転写因子 / プロテオミクス / THP-1細胞 / チアゾリジン誘導体 / プロテオミクス解析
研究概要

これまでにヒト由来マクロファージ細胞株(THP-1細胞)を用いS100A12 mRNAの発現を定量しIL-6で有意な増加を、一方、PPARγのリガンドであるピオグリタゾン添加で有意な減少を報告した(Atherosclerosis 171:211-218,2003)。S100A12タンパク質の発現調節機構に関わる転写因子を明らかにするためにプロテオミクス手法を用いて検討を試みた。まず二次元電気泳動におけるタンパク質スポットの再現性・定量性を一般法とEttan DIGE法にて比較検討し、同一検体における再現性試験を行い確認した。
次にピオグリタゾンによって調節されるタンパク質を明らかにするためにTHP-1細胞にピオグリタゾンを添加した後に細胞よりタンパク質を抽出し二次元電気泳動を行った。これにより明らかとなる発現量の増加または減少したタンパク質を網羅的に解析するために、まず二次元電気泳動におけるタンパク質スポットの再現性・定量性を検討した。THP-1細胞においてピオグリタゾン添加により増加または減少したタンパク質スポットを複数認めた。しかし、その再現性・定量性は不安定であった。原因としてサンプル間の細胞可溶化効率のバラツキ、二次元電気泳動の不安定さが認められた。しかしゲルを複数使用した一般法よりEttan DIGE法の方が定量性・再現性に優れていた。しかし今回の目的であるPPARγのリガンドであるピオグリタゾン添加によるS100A12タンパク質の減少はプロテオミクス手法では再現性もって確認はできなかった。
したがって、プロテオミクス手法を用いたタンパク質の定量比較は差異の大きな物に限られると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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