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先天性中枢性肺胞低換気症候群の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 16790566
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関山形大学

研究代表者

佐々木 綾子  山形大学, 医学部, 助手 (60333960)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード先天性中枢性肺胞低換気症候群 / PHOX2B遺伝子 / ポニアラニン伸長 / ポリアラニン伸長
研究概要

先天性中枢性低換気症候群(Congenital central hypoventilation syndrome : CCHS)の病因は,2003年,フランスのAmielら及び私達のグループにより,PHOX2B遺伝子異常であることが明らかにされている,多数の症例では,PHOX2B遺伝子のポリアラニンの異常伸長(アラニン5〜13個)が検出され,一部の例では点変異が検出されている.ポリアラニンの伸長は,PCR法により検出されるが,この遺伝子配列にはグアニン・シトシン塩基が多く含まれ,増幅が容易でない.今回,私達はゲノムDNAを予めbisulfite処理し,メチル化していないシトシンをチミンに変換し,PCR増幅を容易にする方法を考案し,症例について再検討した.結果として以前の検索では,ポリアラニンの伸長が確認されなかった症例においても,伸長が検出され,ポリアラニンの異常伸長が主因である事を確認した.
本症の臨床型として,殆どの症例は新生児早期に発症するが,一部の症例では乳児期以降に発症する.今回の研究では,親子3代に渡るCCHSを検出したが,祖母は特に呼吸器を必要とせず,母は成人後に夜間の人工呼吸を必要とし,児は新生児期から夜間の人工呼吸の装着が必要としている.いわゆる促進現象と考えられ遺伝子解析をすすめたが,全てアラニン5個のポリアラニンの伸長を有していた.(現在,論文準備中)今後,PHOX2B遺伝子変異型と表現型との関係を明らかにしていく必要がある.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Sensitive detection of polyalanine expansions in PHOX2B by polymerase chain reaction using bisulfite-converted DNA.2005

    • 著者名/発表者名
      Horiuchi H, Sasaki A, et al.
    • 雑誌名

      J Mol Diagn. 7(5)

      ページ: 638-640

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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