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低酸素性虚血性脳症の新生仔モデルラットにおける障害の機序と神経保護に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16790608
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関名古屋大学

研究代表者

深見 英子  名大, 医学部附属病院, 助手 (60345890)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード低酸素性虚血性障害 / 子宮内発育遅延モデル
研究概要

実験方法
1.低酸素性虚血性障害の新生仔ラットの作成
SDラットの日齢7の新生仔を笑気+フロセン吸入麻酔下にて、実体顕微鏡を用いて右内頚動脈の2重結紮切断処置を行う。休憩3時間後に、8%酸素負荷、37℃2時間施行した。
2.障害脳組織の程度の評価(2,3,5-triphenyl tetrazolium chloride(TTC)染色)
負荷48時間後に生理食塩水にて環流後、脳をブレインマトリックスを用いて2mm間隔で冠状断に切断し、1%TTC液にて15分間染色を行い10%中性ホルマリンで固定後、スキャナーでとりこみ梗塞面積の測定を行った。
3.TBARS法による脂質過酸化反応の測定
48時間後に取り出した脳2mmスライスを梗塞側(右側)と対照側(左側)に正中で分割し、マロンジアルデヒド定量を行った。
4.トロンボキサンA2母獣投与による子宮内発育遅延モデル(IUGR)ラットを用いて、低酸素負荷を1)の方法で行い、2)の方法で障害の程度を測定比較する。
実験結果
SDラット新生仔37匹を用いて内頚動脈の結紮切断および低酸素負荷を行い、処置中あるいは低酸素負荷中に死亡は5匹(13.51%)に認めた。48時間後にTTC染色により梗塞を認めたラットは、23/32(72%)であった。IUGRラット新生仔12匹を用いて同様の処置を行い、梗塞を8匹(67%)に認めた。梗塞面積の比較では、正常のSDラット群では26.2±14.3%に対し、IUGR群では28.8±12.9%であった。梗塞面積はIUGRモデルラットで低下している傾向を認めたが、統計学的優位差は認めず。TBARS法による脂質過酸化反応の測定にて、TBARS(nmol/mg protein)で比較し、梗塞側(右側)2.32±1.39×10^<-3>であり、対照側(左側)1.19±0.46×10^<-3>と、梗塞側に過酸化脂質反応が強い傾向が認められた。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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