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同種皮膚移植片拒絶反応のメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 16790626
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関新潟大学

研究代表者

伊藤 明子  新潟大学, 医歯学総合病院, 助手 (80361898)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード同種皮膚移植片拒絶反応 / NK細胞 / CD4T細胞 / 抗アシアロGM1抗体 / 抗NKG2D抗体 / Rae-1 / TUNEL / CD4 T細胞 / 抗アシアロGM1
研究概要

平成16年度は育児休業などの取得に伴い交付申請を保留し、17年度より研究を開始した。
平成17年度は、
1.SCIDマウスにB6クラスIIノックアウトマウスの体幹皮膚を移植した後にBALB/c CD4細胞を腹腔内に移入することにより、CD4T細胞が、直接同種皮膚移植片を認識できない、いわゆる間接認識機構(indirect pathway)による同種皮膚移植片拒絶反応モデル作成した。
2.拒絶片局所にCD4細胞の他に、NK細胞、マクロファージが浸潤していることを免疫組織、フローサイトメトリーで確認した。
3.さらに本モデルにアシアロGM1の腹腔内投与を行い、明らかな移植片の生着期間の延長をみたことより、NK細胞が本モデルにおける皮膚移植片拒絶反応に関与していると考えた。
平成18年度は、このNK細胞のエフェクターメカニズムの解析を行った。
1.NK細胞上のエフェクター分子の抗体投与によるブロッキングによる移植片生着期間延長効果の検討
本モデルにおいて、皮膚移植1週間から2週間後に、移植片が完全に正嫡していることを確認してから、1x10^7/匹のCD4T細胞を移入。2日後より、抗NKG2Dモノクロナル抗体を週2回、腹腔内投与した。その結果、コントロールに比べ有意に移植片生着期間の延長をみた。
2.移植片のNK細胞レセプター発現の確認
次に、実際の移植片上にNK細胞レセプターが発現されているのかをPCR法を用いて調べた。その結果、拒絶反応が起こっている時期に一致して、アロの移植片上にのみRae-1の発現を認めた。シンジェニックの移植片には発現は認められなかった。
3.TUNEL法によるアポトーシス検出
本モデルにおける移植片拒絶反応はネクローシスによるものではなく、アポトーシスによるものであることが、TUNEL法を用いた組織染色で判った。
4.NK細胞による拒絶反応が非特異的ではなく特異的に生じていることの確認
アロのCD4細胞移入後に移植片上にRae-1が発現されるようになることで、NK細胞が同種移植片にアポトーシスを生じるものと推測したが、なぜ移植片にのみRae-1が発現されるのかは解明できなかった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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