研究課題/領域番号 |
16790682
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 国立精神・神経センター (2006) 滋賀医科大学 (2004-2005) |
研究代表者 |
尾關 祐二 国立精神・神経センター, 神経研究所疾病研究第3部, 室長 (90303768)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 統合失調症 / 染色体異常 / minor physical anomalies / 神経心理学 / 前頭葉機能 / FISH法 / Gバンド染色 / 多因子遺伝 / Minor physical anomalies / Wisconsin Card Sorting Test / Stroop Test / 自閉症 |
研究概要 |
本年度は研究協力者との共同作業により、これまでに見出した染色体異常を伴う統合失調症患者の染色体異常部位の解析を進めた。染色体の核型は46,XX,t(3;9)(q21;q22)がGバンド染色法により明らかになっていたが、FISH法により46,XX,t(3;9)(q13.12;q21.31)と、より詳細に染色体異常が生じている部位の特定を行った。更に、実際の切断箇所の遺伝子配列を知るために、Fish法による絞込みが行われている。切断点のうち、3番染色体に関しては染色体の転座により直接障害を受けた遺伝子は存在していないことが明らかになっている。9番染色体に関しても障害部位の特定を進めているが、未だ詳細な絞込みには至っていない。染色体の障害は周辺遺伝子の転写に影響を及ぼすことが考えられるため、患者・家族の検体を用いた遺伝子発現を解析し、健常者との比較を行う予定としている。 また、引き続き我々は、当初の研究計画に則って染色体異常を伴う統合失調症患者を見出す努力を続けている。今後更なる染色体異常患者を特定するには、漫然と患者にあたるのではなく、染色体異常をともなう際に生じやすいと考えられる外見上の特徴、例えばMinor physical anomalies(以下、MPAs)に注目して患者の選別を行っている。MPAsは、顔面、眼、耳、口、手足の発達過程における形態形成の微細なエラーによっておこり、それら器官は、脳と同様の発達起源であるため、MPAsは早期の神経発達の異常を反映するものと考えられている。
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