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精神生理学的指標を用いた注意欠陥多動性障害の治療反応性予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16790684
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関京都大学

研究代表者

岡田 俊  京都大学, 医学研究科, 助手 (80335249)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード注意欠陥 / 多動性障害 / 広汎性発達障害 / 精神生理学 / 治療反応性 / 重複診断 / 注意欠陥多動性障害 / 薬物療法 / 事象関連電位 / 活動量 / 脳血行動態 / 近赤外線分光法
研究概要

注意欠陥/多動性障害は,多動性-衝動性,不注意に特徴付けられる発達障害であり,先行研究から持続遂行検査や事象関連電位(P300)の潜時,振幅によって評価しうることが明らかにされてきた。一方,広汎性発達障害は,対人関係障害,コミュニケーション障害,反復的で常同的な関心と活動の幅によって特徴付けられるが,しばしば多動性-衝動性,不注意を合併することが知られている。しかし,現行の診断基準では,広汎性発達障害の診断を優先し,注意欠陥/多動性障害を重複診断しないことになっている。我々は,この妥当性を検証するため,多動性-衝動性,不注意を有する発達障害の患者に対して,事象関連電位などの客観的指標を用いて測定し,また治療反応性を評価してきた。その結果,広汎性発達障害のある患者においても,注意欠陥/多動性障害と同様の所見と治療反応性を認めた。このことから,広汎性発達障害においても注意欠陥/多動性障害は併存疾患としてみなしうるものであり,すべての広汎性発達障害の症例において注意欠陥/多動性障害の有無,ならびに多動性-衝動性,不注意の重症度を把握することの重要性が明らかになり,現行の診断基準のあり方に疑問を投げかけるものであった。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (12件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 広汎性発達障害の認知と行動特性2006

    • 著者名/発表者名
      岡田 俊, 十一元三
    • 雑誌名

      作業療法ジャーナル 40・10

      ページ: 1032-1032

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 注意欠陥/多動性障害の鑑別2006

    • 著者名/発表者名
      岡田 俊
    • 雑誌名

      こころのりんしょうアラカルト 25・2

      ページ: 210-210

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 発達障害の診断「注意欠陥/多動性障害との鑑別」2006

    • 著者名/発表者名
      岡田 俊
    • 雑誌名

      第26回精神科診断学会シンポジウム抄録 N/A

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 児童青年期における抗うつ薬の用量2006

    • 著者名/発表者名
      岡田俊
    • 雑誌名

      臨床精神薬理 9(4)

      ページ: 615-622

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 若年発症の統合失調症におけるsodium valproateの有効性2005

    • 著者名/発表者名
      岡田俊, 久保田学
    • 雑誌名

      臨床精神薬理 8(4)

      ページ: 477-482

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 強迫症状の発現における前頭葉の役割2005

    • 著者名/発表者名
      岡田俊, 十一元三
    • 雑誌名

      強迫性障害の研究 6

      ページ: 97-104

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 限局した関心を介したかかわりを通じて情動安定化がもたらされたアスペルガー障害がある男児の治療過程2005

    • 著者名/発表者名
      木村記子, 岡田俊
    • 雑誌名

      臨床精神医学 34(9)

      ページ: 1343-1350

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 児童青年期の大うつ病性障害における抗うつ薬の適応:国内外の抗うつ薬使用規制に関する問題2005

    • 著者名/発表者名
      岡田俊
    • 雑誌名

      児童青年精神医学とその近接領域 46(2)

      ページ: 166-178

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 精神疾患における情動処理の生物学的基盤2004

    • 著者名/発表者名
      岡田俊
    • 雑誌名

      心理学評論 47

      ページ: 143-149

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 自閉症の対人認知2004

    • 著者名/発表者名
      岡田俊
    • 雑誌名

      こころの臨床a-la-carte 23(3)

      ページ: 266-272

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] アスペルガー症候群の認知の特徴と神経心理学2004

    • 著者名/発表者名
      岡田俊
    • 雑誌名

      精神科治療学 19(10)

      ページ: 1197-1203

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 脳血行動態からみた高機能自閉症者の前頭前野機能2004

    • 著者名/発表者名
      十一元三, 岡田俊
    • 雑誌名

      脳と精神の医学 15(3)

      ページ: 361-369

    • NAID

      10029851937

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] EBM精神疾患の治療2006

    • 著者名/発表者名
      岡田 俊
    • 総ページ数
      9
    • 出版者
      自閉症は増加しているか?
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] EBM精神疾患の治療2006

    • 著者名/発表者名
      岡田俊, (上島, 三村, 中込, 平島編)
    • 総ページ数
      499
    • 出版者
      中外医学社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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