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Effector/MemoryT-cellによる腫瘍拒絶反応のメカニズム解析

研究課題

研究課題/領域番号 16790763
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

小菅 誠  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60372968)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードサイトカイン / 遺伝子治療 / memory / IFN-β / IL-12
研究概要

癌免疫におけるEffector memory cellはCD8^+ T-cellを代表とし外来抗原に対する拒絶反応を担い、そのメカニズムの解明に注目が集まっている。これまでの研究でサイトカイン遺伝子導入adenovirus (AdIFN-β,AdIL-12)を用いて強い抗腫瘍効果を示してきた。IFN-βによる抗腫瘍効果は生体の免疫を賦活することに起因し、CD8^+ T-cellがその中心的役割をはたすことを解明してきた。AdIFN-β投与による腫瘍治癒マウスへの腫瘍細胞再投与でも腫瘍細胞は完全に拒絶され、強い腫瘍免疫が確立されたことを証明できた。この再投与において初回投与とは異なる腫瘍細胞をも拒絶された。この現象はmemoryされた腫瘍免疫に何らかの交差活性が認められたことを示唆するものであった。この腫瘍拒絶反応が違う腫瘍細胞同士にみられたことは腫瘍抗原の単純な類似性による交差なのか、免疫能賦活によるhypersensitivityなのかは不明であった。このmemory phaseにおける外来性の腫瘍抗原に対する免疫反応、すなわち腫瘍抗原への再暴露における免疫担当細胞の再活性化には不明な点が多かった。memory-CD4, CD8^+ T-cellがその中心的役割を担うと考えられているがその活性化経路、分布、局在などは不明であった。このモデルを用いてmemory phaseにおける腫瘍免疫反応のメカニズムを探求した。本年度、AdIFN-β,AdIL-12投与による腫瘍免疫、交差活性の検討を行った。抗体によるCD4,CD8 T-cell除去マウスでは抗腫瘍効果が激減した。腫瘍再投与で明らかに腫瘍免疫の交差活性を確認できた。今後さらに研究を重ね、抗原特異免疫のメカニズムの解明とともに腫瘍抗原に対するcloss-reactive-CTLsの存在を探求したい。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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