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最新PCR技術とカスタムアレイを用いた胃癌の新規再発予測法の臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 16790772
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京大学

研究代表者

上田 哲也  東大, 医学部附属病院, 助手 (40272562)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード胃癌 / 再発予測 / 洗浄腹水 / Real-time PCR / Multiplex-RT-PCR / カスタムアレイ / ミニチップアッセイ / カットオフ値
研究概要

Affymetrix gene chip (12,629遺伝子)を用いた包括的な遺伝子スクリーニングにより、胃癌再発予測に用いうる遺伝子11個を見いだし、定性的nested PCRが可能なTFF1,FABP1,CK20,TFF2,MUC2(A群)と、定量的PCRの導入が必要なMASPIN,GW112,PRSS4,MDK,SOX9,CDX1(B群)に分けられたが(K.Mori et.al. BBRC,313,2004,931-937)、今回同社の別のgene chipの検索からB群にTACSTD1が加わった。そこで1.Real-time PCR (MJ Research^<TM>のDNA Engine Opticon System)診断系2.Multiplex PT-PCR法とカスタムアレイの診断系において、陽性判定のためのカットオフ値を再度検討した。
1.Real-time PCR用の酵素キットがhot start Taqを用いたDyNAmo^<TM> HS SYBR GREEN qPCR Kitに変更となり、国立がんセンターの108例の洗浄腹水サンプルを用いて、CEAと12の新しい遺伝子について再度Real-time PCRを行い、陽性判定のためのカットオフ値を改めて設定した。正確で客観的な診断系構築のため、感度特異度が最高となる遺伝子の組み合わせを検討し、CEAとA群の5遺伝子、TACSTD1,PRSS4の8遺伝子のうち、3つ以上で検出されたものを陽性とすると、感度93%特異度92%となった。
2.Multiplex-RT-PCR法とカスタムアレイによるミニチップアッセイを、CEAと12の新しい遺伝子について、24例の洗浄腹水サンプルで行い、早期胃癌で高頻度に発現を認める3遺伝子を除外した。CEAとA群の5遺伝子、MASPIN,GW112,TACSTD1,PRSS4の10遺伝子に対し、愛知県がんセンターより提供されたサンプルを加えた145例の洗浄腹水サンプルを用いてミニチップアッセイを行った。カットオフ値が容易に設定可能なのはTFF1,TFF2,CK20,FABP1,TACSTD1の5遺伝子であり、2つ以上で陽性となったものを陽性とすると、同時性転移または再発に対し96%の陽性的中率を示した。
東大病院にて新たに約120例の洗浄腹水サンプルと約50例の胃癌手術材料を、国立がんセンターにて新たに約500例の洗浄腹水サンプルを採取した。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Highly specific marker genes for detecting minimal gastric cancer cells in cytology negative peritoneal washings.2004

    • 著者名/発表者名
      Mori K., Ueda T., Kaminishi M., Sasaki H., et al.
    • 雑誌名

      Biochem.Biophys.Res.Commun. 313・4

      ページ: 931-937

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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