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下垂体腺腫における低酸素関連因子によるVEGF発現調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16790835
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

金 景成  日本医大, 医学部, 助手 (30339387)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード下垂体腺腫 / VEGF / 低酸素 / HIF
研究概要

本研究においては、ヒト下垂体腺腫組織と細胞におけるHypoxia inducible factors (HIF)及びVEGFの発現について解析することを目的とした。
手術にて摘出した・各種下垂体腺腫よりmRNAを抽出し、β-actinを内部コントロールとしたrealtime PCR法により、各種下垂体腺腫におけるVEGF mRNA及びHTF-1α mRNA発現を定量的に解析した。その結果、VEGF mRNA及びHIF-1α mRNAはともに下垂体腺腫内に発現していることが明らかとなった。更に、それらの発現量は腫瘍の大きさや年齢、性別とは有意な相関を示さなかった。腫瘍の種類別に見ると、HIF-1α mRNA発現はGH産生腺腫に高い傾向があったが、VEGF mRNAは腫瘍の種類によって有意な違いはなかった。VEGF mRNA発現とHIF-1α mRNA発現との間には統計学上有意な相関関係はなかった。
これとは別に手術にて摘出した各種下垂体腺腫を、パラフィンブロックに包埋後、免疫組織化学的手法を用いて下垂体腺腫におけるVEGF及びHIF-1α蛋白の発現を解析した。その結果、両蛋白は下垂体腺腫細胞内に発現していることが明らかとなった。両蛋白のco-localizationについて解析すべくVEGF及びHIF-1α蛋白の2重染色を行った結果、両蛋白が一部の細胞でのみ共存していることが明らかとなった。
以上の結果より、HIF-1αの調節因子であるVEGFが下垂体腺腫組織内においても一部HIF-1αにより調節されている可能性が示されたが、HIF-1α以外の様々な因子によっても調節されている可能性も示唆された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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