研究課題/領域番号 |
16790875
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
橋口 光子 京大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (00362476)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
|
キーワード | カルシウム依存性カリウムチャネル / T細胞 / 揮発性麻酔薬 |
研究概要 |
揮発性麻酔薬にはリンパ球増殖抑制やサイトカイン分泌抑制などの免疫抑制作用があることが指摘されているが、その機序については知られていない。T細胞にはカルシウム依存性カリウムチャネルのサブタイプのうちIKが発現しており、その増殖・サイトカイン分泌に寄与している。揮発性麻酔薬は種々のイオンチャネルに作用し、その活性を修飾する。アフリカツメガエルの卵母細胞に発現させたヒトIKは揮発性麻酔薬の臨床使用濃度で顕著に抑制され、その抑制がT細胞の機能抑制さらには生体の免疫抑制に大きく関わっている可能性を示唆すると考え、本研究を開始した。 本年度は、まず、健常人末梢血からのT細胞採取と、リンパ球を用いたパッチクランプを試みた。採取したT細胞に、PHA(5μg/ml)を添加して、48時間培養、T細胞を活性化した。この活性化T細胞を用いたホールセルパッチクランプ法で、カルシウムイオンで活性化されるカリウム電流が観察された。しかし、安定したパッチ電流を長時間検出することができなかったため、このカリウム電流が揮発性麻酔薬によって抑制されるかどうかを検討するには至らなかった。
|