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揮発性麻酔薬はGGAによるストレス蛋白誘動を増強するか?

研究課題

研究課題/領域番号 16790878
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関徳島大学

研究代表者

野崎 淳平  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (00304527)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード虚血再灌流障害 / 心筋保護作用 / HSP 70 / 熱ショックタンパク / セボフルラン / セルベックス / 活性酵素 / 心筋梗塞 / HSP70 / 活性酸素
研究概要

Geranylgeranylacetone(GGA)は,ストレス誘導性heat shock protein 70 (HSP70)を選択的に誘導することが報告されている.ウサギ局所心筋虚血モデルを用いて,揮発性麻酔薬セボフルランがGGAによるストレス蛋白誘導を増強するかどうか検討するために,セボフルランが細胞内で活性酸素を産生しGGAによるストレスタンパク誘導を増幅するという仮説をたてた.本年度はGGA+セボフルラン投与による心筋保護作用が活性酸素スカベンジャー(N-acetylcysteine ; NAC)を投与することによりストレス蛋白誘導にどのような影響を及ぼすか検討した.
【方法および結果】
対照は虚血4時間前にvehicleを静脈内投与した.GGAは虚血4時間前にGGA5mg/kgを静脈内投与およびGGA5mg/kgを虚血直前まで持続静脈内投与した.セボフルラン(1MAC)は虚血1時間前に30分間投与した.熱ショック(HS)は虚血24時間前にウサギの直腸温を42℃15分間維持した.NACは虚血2時間前から30分間で150mg/kg投与した.30分間の虚血および180分間の再灌流後に心臓を摘出し凍結保存した.後日ウエスタンブロット法を用いてストレス蛋白の発現を調べた.
ストレス蛋白の発現.
対照+NAC(n=4):0.598,対照+SEV(n=3):0.566,GGA群(n=4):0.344,GGA+SEV群(n=4):0.364,GGA+SEV+NAC群(n=3)=0.612,GGA+NAC群(n=3)0.421
本研究のセボフルランによる活性酸素の産生がGGAによるストレス蛋白誘導を増幅するという仮説は,活性酸素スカベンジャーの投与によりストレス蛋白誘導がむしろ増強される傾向がウエスタンブロット法により観察されたことから,否定的であることが示唆された.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Sevoflurane Enhances Geranylgeranylacetone-Induced Cardioprotection Via Increased Hsp 70 Expression Against Myocardial Ischemia and Reperfusion Injury In Vivo Rabbits2004

    • 著者名/発表者名
      野崎 淳平
    • 雑誌名

      Anesthesiology 101

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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