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周術期における認知障害についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 16790885
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

速水 元  横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助手 (70285146)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード認知機能低下 / 高齢者 / 人工股関節置換術 / Positon Emission Tomography / Trail Making Test / Color Stroop Test / 術後認知機能障害 / positron emission tomography / 入院期間 / ベンゾジアゼピン / 全身麻酔
研究概要

目的 高齢者における術後認知機能の低下の出現率は10〜20%とされている。しかしながら認知機能障害と解剖的または大脳生理学的研究はヒトではほとんどされていない。本研究では60歳以上の高齢者における人工股関節置換術患者について認知機能検査とPositron Emission Tomography(PET)を用いて術後認知障害低下のメカニズムについて検討した。
方法1 Preliminary Studyとして人工股関節置換術予定患者に20名対し認知機能検査の一つである数唱の「順唱と逆唱」を手術前日と3日後に行った。この結果より10%に非常に軽度ではあるが認知機能低下があることが予想された。
結果1 20症例中18名に軽度の認知機能低下が認められた。
方法2 人工股関節置換術(再置換術と60歳未満の患者は除外)を予定された患者4名に対し入院前にインフォームドコンセントを得て、入院時と手術10日後に認知機能検査(Trail Making Test, Color Stroop Test)とFDG-PET検査を行った。
結果2 手術時間は2〜3時間と安定した手術内容であった。全4例とも手術前後に明らかな認知機能低下は認められなかった。はたFDG-PET検査においても手術前後に明らかな差は認められなかった。
考察 様々な文献にあるような著しい認知機能低下は人工股関節置換術患者では認められなかった。本研究では60歳以上と比較的若い患者が対象になったことに加え手術後の食事開始が1日目、リハビリ開始が3日目と比較的早く患者のストレスも少なかった可能性がある。今後は大侵襲の手術にて検討したい。
業績は共同研究者の宮下、山田ら共に総説を発表した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 術後認知障害と麻酔管理2006

    • 著者名/発表者名
      三浦倫一, 吉谷健司, 宮下徹也, 山田芳嗣
    • 雑誌名

      臨床麻酔 30

      ページ: 307-322

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 術後認知障害と麻酔管理2006

    • 著者名/発表者名
      三浦倫一, 宮下徹也, 山田芳嗣他
    • 雑誌名

      臨床麻酔 30 増

      ページ: 307-322

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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