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前立腺癌におけるケモカイン受容体の発現と浸潤転移に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16790910
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関富山大学 (2005)
富山医科薬科大学 (2004)

研究代表者

明石 拓也  富山大学, 附属病院, 助手 (70345560)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード前立腺癌 / ケモカイン受容体 / ケモカイン
研究概要

DHT-CXCL12存在下におけるLNCaPの腫瘍悪性化ならびに転移に関連する細胞機能の変化確認を以下の観点から行った。
(1)細胞増殖:アンドロゲンとしてDHT(dehydrotestosterone)存在下(10〜-8M)、非存在下でのCXCL12(0,1,10,100nM)による細胞増殖の確認
吸光度をMMT assayを用いて検討を行ったところLNCaP増殖に対するDHT指摘濃度は10^<-9>M付近と思われた。細胞増殖はDHT非存在下に比べDHT存在下で増加したが、それぞれの環境下におけるCXCL12による細胞増殖の変化は明らかではなかった。
(2)遊走能:DHT存在下(10〜-8M)、非存在下でのCXCL12(0,1,10,100nM)による細胞遊走の確認
遊走能はDHT存在下に比べ存在下で増加したが、それぞれの環境下におけるCXCL12による遊走能の変化は明らかではなかった。
(3)現在細胞接着の検討に入る前にLNCaPにおけるインテグリンの発現をα2,α3,α4,α6,β1,β4について検討を行っている。
インテグリンα3,およびα6の発現はDHT(14時間接触)存在の有無に関わらずCXCL12存在下で低下していた。
アンドロゲン受容体を常に発現しているヒト前立腺癌細胞株LNCaPにおいてDHT存在、非存在下でmRNAレベルで発現に差のみられたCXCR4受容体をそのリガンドであるケモカインCXCL12で刺激してみた。しかし細胞のfunctionを評価するべく施行した細胞増殖および細胞遊走能の検討ではDHT刺激群、非刺激群の両群ともCXCL12刺激によるfunctionの差を認めなかった。LNCaPの機能に与える影響としてDHTのほうがCXCL12に比べ強すぎる可能性が考えられたが刺激濃度や接触時間の変更を行うなど今後より詳細な検討が必要ではないかと考えられた。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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