研究課題/領域番号 |
16790933
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
末金 茂高 久留米大学, 医学部, 助手 (40235833)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | 腎細胞癌 / 癌ペプチドワクチン / ペプチドワクチン |
研究概要 |
癌抗原の腎細胞癌における発現解析:腎細胞癌患者を対象に、個々の患者に最適な癌抗原ペプチドを投与する癌ペプチドワクチンを開発する事を目的としている。癌抗原については腎細胞癌での発現を網羅的にかつ定量的に解析した。解析方法として、mRNA発現、特異的キラーT細胞発現、および特異的抗体発現、による方法により確認した。 テーラーメード型ペプチドワクチンの臨床試験:上記の基礎研究と並行して臨床試験を開始している。特異的T細胞や抗体を検出することにより抗原の存在、すなわち癌抗原の発現を調べることが可能であることは確認している。この方法により存在が認識できた抗原ペプチドを患者に投与すれば、患者体内で癌抗原に反応性のキラーT細胞を増やすことが可能であり、癌を排除できることが期待される。そこで、それらのペプチドに対する患者末梢血T細胞および血中IgG抗体の反応性も網羅的に調べ、個々の患者で反応の認められた抗原ペプチドを投与するテーラーメード型ワクチンの第I相・早期第II相臨床試験をインターフェロンおよびインターロイキン2が無効な進行性腎細胞癌患者に対し実施し、安全性および免疫学的有用性について検討している。現在までに10名の腎癌患者へ投与しているが、重篤は有害事象を認めていない。
|