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内リンパ嚢の免疫細胞と内リンパ水腫の病態に関する形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16791006
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

篠森 裕介  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60335908)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード内リンパ嚢 / 免疫担当細胞 / ケモカイン
研究概要

本年度の研究実施計画は、平成16年度からの継続課題である内リンパ嚢への免疫担当細胞の遊走・集積に関わる物質の免疫組織化学的検討、および免疫担当細胞の非活性化による内耳形態の組織学的変化を検討することであった。本年度に実施した実験では、正常モルモットを生体還流固定して両側頭骨を採取し、パラフィン切片を作製した。白血球の接着分子であり、内リンパ嚢における免疫担当細胞のmigrationに関わると予想されるICAM-1およびVCAM-1に対する1次抗体を用いてビオチン増感ABC法による免疫染色を行い、抗体による染色性とその局在を光学顕微鏡下に観察した。その結果、内リンパ嚢上皮あるいは上皮下の毛細血管内皮細胞において抗ICAM-1抗体および抗VCAM-1抗体による明らかな染色性は認められなかった。また、前庭、半規管や蝸牛においても染色性は認められなかった。今後、白血球が内リンパ嚢へ遊走するメカニズムの解明を行なうためには、正常動物だけでなく、LPS鼓室内投与による中耳炎モデルなどを用いて同様の観察を行う必要がある。また、内耳恒常性の維持に重要な役割を果たすと考えられている内リンパ嚢内マクロファージを実験的に非活性化する試みとして、マクロファージ非活性化因子(MDF)をモルモットに腹腔内投与実験を開始した。これによる内耳の形態、特に内リンパ水腫形成の有無の観察は現時点では進行中であり、未だ結果が得られていない。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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