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Gefarnateの結膜におけるムチン分泌促進作用のドライアイモデルでの評価

研究課題

研究課題/領域番号 16791070
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

土至田 宏  順天堂大学, 医学部, 講師 (00306961)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードドライアイ / 結膜 / ムチン / Gefarnate / 動物モデル / 杯細胞
研究概要

ムチン産生促進作用のあるgefarnate(geranyl farnesyl acetate)は、粘膜上皮の杯細胞からのムチン産生を促進することから、胃では防御因子増強型潰瘍治療薬として既に市販されている。杯細胞は眼の結膜上皮にも同様に多数存在しており、昨年までに、家兎の涙腺除去モデルに下眼瞼結膜のアルカリ外傷を作成しての、gefarnate点眼による創傷治癒効果を判定を行ったところ、3週目で基剤点眼群に比べて有意な改善を認めた。
本年度は、まず別のドライアイモデルとしてのコンタクトレンズ装用モデル(CLモデル)を完成させるべく、基礎的な研究を行った。ニュージーランド白色家兎の両眼の瞬膜を実験開始1週間前までにあらかじめ切除し,感染症などの合併症を発症しなかった動物のみを用いた.瞬膜切除は、家兎に塩酸ケタミン及びキシラジン塩酸塩混合液を筋肉内投与しての全身麻酔下で行った.片眼にSCLを装用し、脱落防止のために瞼々縫合を置き、反対眼は正常対照とした。SCL連続装用眼では装用1ヶ月目に点状表層角膜症、および涙液分泌量減少を認めたが、やはりレンズ脱落やレンズの汚れが目立つ例があったこと、および角膜潰瘍を生じる例もあったことから、長期装用によるドライアイ発症モデルとしては適さないと思われたことから、このモデルを用いてのgefarnateの効果判定は困難と判断した。
結局、昨年得られた涙腺除去モデルの結果と正常眼での創傷治癒効果とを比較すべく、眼異常の無い家兎6匹を用い、0.5%NaOH溶液によるアルカリ外傷後のgefarnate効果判定を行った。ゲファルナート投与眼では基剤投与眼に比べて、生体染色スコアが受傷後2〜3週目で改善を認めた。これをドライアイモデルでの結果と比較したところ、gefarnateによる効果は正常眼での方が強いと考えられた。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Immunohistochemical characterization of epithelial cells implanted in the flap-stroma interface of the cornea.2005

    • 著者名/発表者名
      Chen L, Kato T, Toshida H, Nakamura S, Murakami
    • 雑誌名

      Jpn J Ophthalmol. 49

      ページ: 79-83

    • NAID

      10016484619

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] コンタクトレンズUpdate 眼障害.2005

    • 著者名/発表者名
      土至田宏
    • 雑誌名

      眼科 47

      ページ: 709-716

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] コンタクトレンズ眼症2005

    • 著者名/発表者名
      土至田宏
    • 雑誌名

      眼科 47

      ページ: 1632-1641

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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