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臨床応用可能な培養皮膚への遺伝子導入法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16791094
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 形成外科学
研究機関東海大学

研究代表者

藤倉 寿則  東海大学, 医学部, 助手 (50366069)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード遺伝子導入 / イオン化ゲル / 培養皮膚
研究概要

遺伝子導入において,アデノウイルスをベクターとして用いた場合,その病原性が臨床応用の際に問題となることが知られている。その反省のもと、新たな遺伝子導入法の開発に取り組み、イオン化ゲルを用いることにより貪食細胞のエンドサイトーシスを利用し、遺伝子を高効率に導入することを確認した。昨年度までに,レポーター遺伝子や各種遺伝子(TIMP : Tissue inhibitor of matrix metalloproteinase、FGF-4 : fibroblast growth factor-4やIL-12α、β)を培養細胞に導入する至適条件を確認できたため、本年度では、生体内での遺伝子発現の至適条件と発現期間の検討、抗腫瘍遺伝子導入効果の検討をし、抗腫瘍効果の検討を行うことを目的とした。
重症複合型免疫不全症マウス(ヌードSCIDマウス)を用いた。培養皮膚に組み込んだレポーター遺伝子であるGFP、LacZがマウスの生体内で発現しているかを検討するために1)イオン化ゲルとプラスミド遺伝子との複合体を単球(ケラチノサイト)に貪食させた群(n=5)、対照群として、2)レポーター遺伝子のプラスミド遺伝子のみを単球(ケラチノサイト)に貪食させた群(n=5)、および3)アデノウイルスによる遺伝子導入群(n=5)を用いた。蛍光顕微鏡にてGFP、免疫染色にてLacZの発現の確認を試みたが,レポーター遺伝子と異なり,至適条件が若干異なり,培養環境の再度の検討を余儀なくされた。本年度中では,実験中に遺伝子移入の段階での生存率が低く,より至適な条件を検討するにとどまった。
次の段階の実験としてのイオン化ゲルが細胞アポトーシスにどの程度関与を検討した。1)イオン化ゲルとプラスミド複合体を単球(ケラチノサイト)に貪食させたものと,2)レポーター遺伝子のプラスミドのみを単球(ケラチノサイト)に貪食させたもの3)イオン化ゲルのみを単球(ケラチノサイト)に貪食させたもの,4)アデノウイルスによる遺伝子導入ものとで検討した。現在研究結果の検討の途中であり,結果については十分に検討を要する状態である。
来年度以降も引き続き検討を行っていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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